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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

祝ノーベル賞雑感

日本人研究者の連日のノーベル賞受賞のニュースは良かったなーと思う、最近少ない明るいニュースでした。
今までもそうでしたが、受賞された方々がお話しになる言葉が含蓄のある良いものが多いですね。
医学・生理学賞を受賞された大村氏の第一声が「私は自分が何かをしたというのではなく、微生物の力を借りただけ」というようなお言葉だったと思いますが、これだけで「おーっ」と思いましたが、亡くなられた奥様への感謝の気持ちを素直にお話しなさったのも好感が持てました。
そして、「人のためになることを」とずっとそれを目標に貫いてこられたということも素晴らしいなと思いました。
報道によると、大村氏は大学卒業後出身地の山梨県で教員の職が見つからず、都内の定時制高校の教師になられたそうですが、そこで、油まみれの手をきれいにする間もなく学校に駆けつけて勉強している生徒の姿に触発され、研究者への道を進むことを決意したそうです。
豊かな感受性と実行力のあるお方なんだろうと思います。

若い人に贈る言葉として「成功している人は、人の二倍も三倍も失敗している。一度や二度の失敗にめげないで」というお言葉もよかったです。
他方、昨日の梶田氏の記者会見では、「この研究はすぐに人の役にたつというものではありませんが、人類の知の地平線を拡大するようなもの」とおっしゃったのも良いお言葉だと思いました。
梶田氏の恩師で先にノーベル賞を受賞された小柴氏は、「何の役にも立たない研究」と明言されていたと今朝の新聞に出ていて笑いましたが、「知の地平線の拡大」って、研究することの原点のような感じがしていいなと思います。
報道によると、役にたたないどころか、私たちの生きているこの地球とか物質とか根源的なところの解明に役立つそうですから、すごいことなのでしょう。
おめでとうございます。です。

ところで、お二人とも奥様への感謝を述べていらっしゃいましたが、研究者というのは朝早くから夜遅くまで研究に没頭しなければならないし、若いころは収入も少なく、そういう面でも奥様が支えるということのようです。
研究のためには家庭生活をかなり犠牲にしないといけないらしいのですが、そのあたりが日本では女性のノーベル賞受賞者がいない理由かななどと考えました。
能力的にはあくまでも個人差であって女性が男性に劣っているとは思えません。
でも、結婚した後、妻が研究に没頭して子育ても家事もほとんどしない、収入も少ないという状態だったときに、支えてくれる夫がどれだけいるのかなと思うと、難しいような気がします。
じゃ、結婚しないで頑張る? そういう選択もあるかもしれないけれど、研究者にはふっと息をぬいて別のことを考えることも必要なんじゃないですかね。
それには、家庭があって子どもがいてなんていうことが助けになるんではないでしょうか。研究第一とは言っても子育てを全く放棄するわけではないでしょうから、子どもを得ることで人間的に成長することもあるかもしれません。子どもの相手をしていて、ふと、アィディアがひらめくなんてこともあるかもしれません。
今朝のテレビでご本人の談話として流れていましたが、大村氏は奥様とお見合いした当時「痩せ衰えていた」そうで、奥様がいたからこそ健康にも注意するようになったそうです。
陰で献身的に支えてくれる人がいないとなかなか難しいということなのかもしれません。
この国で女性のノーベル賞受賞者が出たときが真の意味で男女平等になるんだろうか、ふとそんなことを考えたのでした。

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