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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

古き良き時代の濃密な人間関係

所属する社労士会の研究会が今年創立30周年を迎えるため、記念誌づくりに着手したことは過去記事にしました。(参照)
それから、現在所属している会員の中でただ一人創設以来在籍している会員へのインタビューをして聞き書きをまとめ、ゆかりの元会員を拝み倒してご寄稿をいただいたり、もちろん、在籍している元リーダー、前リーダーにもご寄稿をお願いし、先週は原稿を掲載していただいている出版社におじゃまして、いろいろお話しを伺い、それも聞き書きとしてまとめたりと、着々と準備が進んでいます。
仕事以外のことで時間を使い、ブログの更新もおろそかになってしまいました。
支部の広報部長を務めていたときもそうだったのですが、編集作業というのは、やりだすときりがないところがあります。あーでもない、こーでもないとPC上でこねくり回し、写真の選定も重要ですし、そんなことを夢中になってやっていると時間があっと言う間に過ぎてしまいます。
もしかしたら、私は、こっち方面の道に進めばよかったのかもしれないなーと、今さら遅いよと思いつつ、大変ですが楽しみながらやっています。

過去記事にもちょっと書きましたが、会員の原稿を皆で議論しながら推敲して仕上げ、専門誌に掲載していただくという研究会の勉強スタイルは、二代目リーダーが就任した1987年(昭和62年)から始まりました。
このリーダーは96年(平成8年)に在任中に急逝されるのですが、かなり個性の強い方だったらしくこのリーダーにまつわる様々な話を今回掘り起こすことができました。
最初は、資料もあまりなく、何をどうしようかというところからスタートしました。
故人となったある会員の遺された資料や、他の会員がご提供してくださった10枚以上の写真、そして、例会に出席できないからとすでに退会された会員にお願いしてご寄稿していただいた原稿などを拝読して、霧の中から立ち現れた人の影が見えるように、いろいろなことが見えてきました。

昭和から平成初期の時代の特徴は、やはり、このような勉強会の中の濃密な人間関係だと思います。皆さん、部会の中での「出会い」を最もよかったこととして考えていらっしゃいます。
定例会でしっかり勉強して、その後は遅くまで飲んでまた語り合う、時には旅行に出かけて子どものようにはしゃぎながら親睦を深め、仲間としての絆を作り上げていく、そんな様子がよくわかります。
その頃は、社労士制度ができてから20年余り、社会保険労務士の認知度も低く、先輩方は様々な苦労を重ねたようですので、「同士」、「仲間」という意識が強かったのではないかと思います。
そして、何よりも情報を得る手段というのが「人」が頼りの時代だったんだろうなと思います。今のようにネットによって、かなりの情報が得られる時代ではありません。
私が入会した9年前は、まだそのような時代を知る大先輩方が例会にも出席してらしたので、懇親会や旅行なども行われていましたが、旅行は出席者が少なくなり何となく行われなくなりました。
例会後の懇親会も、大先輩方がいらしていた頃は、「出るのが当たり前」「出ないのはダメ!」という雰囲気が濃厚に漂っていました。
そういう大先輩方も次々と彼岸に旅立たれたり、例会にみえなくなったりでそんな雰囲気も徐々に消えてしまいました。

私がリーダーになってからは、小さなお子さんのいる会員なども入会しましたので、そういう会員に夜まで付き合いなさいとはとても言えなしいし、毎月の例会後の懇親会もしぼみがちです。
せめて、節目はと、新年会、暑気払い、忘年会などはなるべく盛大にやるようにはしていますが、昔を知る私には物足りなさと同時に、もうそんな時代ではないだろうという気持ちもあります。
ネットにより仕事に必要な情報はほぼ得られますから、それでいいのかなという気持ちもありますが、「嫌なお客さんとつきあわなくする方法」とか、「助成金のことばかりいう会社はつぶれる」とか、そんなネットには書いていない裏情報は、生身の人間からしかもらえないという気持ちもあります。
いろいろな人と常に誠実に向き合っていくことにより、やがて「仲間」といえる人にも出会えるというのは経験上思っています。
研究会のリーダーとしてそういう場をどうやって作っていったらよいのか、古き良き時代を眺めながら考え込んでしまうのでした。

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