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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

介護離職をなくせというが・・・

立憲主義がよくわかっていないらしい政府なので仕方ないかなとは思いますが、このところ、政府は来年の参院選を見据えてか、国民に一見聞こえがいいようようなことを言っています。
携帯電話料金を下げろとか言っているのは、下がるのは確かにうれしいけれど、この国は自由資本主義経済国家だったよね。確か・・・。政府が民間企業の経済活動に介入していいのかねと思いますが、「一億総活躍」とか言っているのを聞いて、やっぱり全体主義のグレーゾーンなのかねーと、人と違うのは当たり前、「みんな違って、みんないい」と思っている私にとっては、何となくいい感じはしません。
介護離職をなくそうというのも、いいことだとは思いますが、あまりそれを強く前面に出してしまうと、介護も仕事も頑張り過ぎて疲れ果ててしまう場合もでてくるのではないだろうかと、ちょっと心配になります。
そうならないように、弾力的な労働時間制度などを推進するのはとてもよいことだと思いますし、企業がそういうことに関心をもってもらうためには、政府の発言も重要なファクターとなるのかもしれませんが。

介護というのは、想像するだけでも大変そうで、仕事をしながらというのはかなり大変だろうなと思います。
私は、むしろ、今、93日間しかない介護休業を育児休業と同じ1年ぐらいに伸ばし、介護休業給付も充実させることの方が先ではないかと思います。
育児もそうですが、介護も仕事しながらではなく、それに専念したいという人もいると思います。しかし、経済的状況や、自分のキャリアなどを考えるとそうもいかないということもあると思います。
自分のキャリアなどを考える人にとっては、働き続けた方がいいでしょうが、そういう人もいったん休業して、その間に今後の介護の方針を考えることができる時間も必要ではないかと思います。
その種の施設を探すのも時間がかかるでしょうし、経済的な保障があれば、長期休業をして介護をしながら仕事をしていく生活基盤を整えるということが可能になると思います。

また、離職を防ぐことも大事ですが、介護に専念しようと離職してしまった人がその後カムバックできるような制度もあればよいと思います。
介護は育児と違って終わりがみえない、何年続くかわからないというところがちょっとネックなのかなとは思いますが、この国の企業は、育児とか介護とか、人が生きていくうえでの営みに関する「キャリア」を認めない傾向がありますね。
育児で職場を離れ、子どもの手が離れてから再就職しようとしても正社員の口はなく、パートタイマーに甘んじるしかないという話はよくあります。
研究会の例会の世間話で、「パートのおばさんなんて思ってても、キラキラしてる学歴の人いっぱいいるよ」なんてこと言う会員もいましたが、学歴はともかくとして、子育てや介護の経験はその人の人間性を高め、豊かな感性を育てている可能性があると思います。
企業活動をする上で人間性って大事でしょうがと思うのですが、一度離職してしまうと、復職はできないし、もとの働き方よりよい条件の職場がないということも、離職を防ぐと同時に何とかした方がいいと思います。

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