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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

女性が働きやすい職場とは?雑感

以前書いた過去記事(参照)にもちょっと関連があるのですが、ある女性向け求人情報サイトを運営する会社がサイト利用の女性1037名に「働きやすい職場」についてアンケート調査をしています。
どのような職場が働きやすいかという質問に対しては、第1位は「職場の雰囲気が良い」56%、第2位は「労働時間が適正、融通がきく」51%、第3位は「休暇を取りやすい」49%(複数回答可)となっています。
「職場の雰囲気が良い」とはおそらく人間関係などがよく、嫌な思いをすることもなく働けるとか、いい上司、同僚がいて自分を気遣ってくれて、冗談などもいいあいながら楽しく働けるというようなことでしょうか。
企業でバリバリ働いてそれに見合って高い賃金を望むというより、人間関係の良さや休暇の取りやすさなど快適に働けるかどうかを重視する女性が多いということだと思います。

今年の国会で成立して来年4月から施行される女性活躍推進法(女性の職業生活における活躍の推進に関する法律)では、常時雇用する労働者が301人以上の企業に対して、数値目標やそのための取り組みなどを決めて届け出ることを義務づけていますが、企業側は、自社の女性社員がどういうことを望んでいるのか見極める必要があるでしょう。
前述のように「休暇がとりやすい」とか「適正な労働時間、融通がきく労働時間」と聞くと、自分が都合よく働きたいだけのように聞こえなくもないですが、女性が家事労働を担うのが当たり前というこの国の意識がある限り、それはある程度仕方のないことのようにも思えます。
配偶者の条件として「料理の上手な人」を挙げるのは男性が圧倒的に多いように思います。
「私は彼の胃袋をつかんでる」なんて表現をするのは、女性で、「俺は彼女の胃袋をつかんでる」っていう男性には今までお目にかかったことがありません。
これは、結婚して家庭をもったときに料理は主として女性が作るからという暗黙の「ルール」が根強くあるからでしょう。
子どもができれば、子どもの食事からお弁当づくりなども担うことになりますから、決まった時間にきちんと帰りたいと思うのは当たり前です。
しかし、それでは突発的なことに対応できないかもしれないので、女性を責任ある管理職にすることはできないと企業も考えているのかもしれません。
それを払しょくするためには、男性も働き方を変えなければならないはずです。管理職も含めて定時で帰ることが当たり前ということが実現できれば、女性管理職はもっと増えると思います。

しかし、家事、育児のために少ない時間だけ働くパートタイマーを選んでいる女性も多いのが現状です。
何故、女性が家事・育児を担うことになるのか。
人々の意識の問題だけではなく、この国の賃金体系がどうしても女性の方が低くなりがちということがあるかもしれません。それは、企業側が女性に責任ある仕事は任せられないと考えているといういたちごっこ的なところがあるかもしれません。
賃金が高い方が外で働いて安い方が無償の家事を担うというのは、ある意味合理的な選択です。
そんなことから、男性も女性も同等に仕事をして家事労働も同等にするという社会はなかなか実現しそうにありません。
また、それはカップルの問題でもあるので、同等にやる、どちらかが家事か仕事をとるというのも全く自由意思で決めればよいことなのですが、その自由意思を阻害する要因がもし社会のなりたちや意識にあるのなら、それは変えなければいけないでしょうというお話しです。

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