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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

声を上げることの大切さ

先週、「若者よ少しはひねくれましょう」という記事を書きました。
ひねくれるというより、あまりにも会社の言いなりになって素直に振る舞うのではなく、物事を多角的に見て考えてみましょう。そんな内容ですが、昨日スマホに配信されたニュースによると、13日の日曜日に最低賃金1500円の実現を目指して都内でデモをした若者たちがいたそうです。
非正規雇用の人が4割を超えた今、最低賃金の引き上げは社会的な課題です。
非正規雇用者に対しては、企業も最低賃金さえ払えばいいという方向になりがちだからです。
中心となっている人は都内の大学生で、中学生の頃に契約社員だった父親が持病の悪化により失職してから、苦労を重ね、高校生のときにアルバイトをしてためたお金と奨学金でやっと大学に入ることができたそうです。
貯金から高校の学費を出してくれた祖母も骨折して入院したり、父も入院先がなかなか見つからないなど、今もいろいろと大変な思いで生活しているそうです。

彼の体験によると、高校生の頃に「高校生だから」という理由で時給を募集時の金額より100円低くされたり、午後10時までのシフトなのに遅刻した人の代わりにただ働きをさせられたり、18歳未満は深夜労働が認められていないからとタイムカードだけ先に押しておくようにと言われたりして、納得がいかなかったそうです。
大学に進学後、別のアルバイトで知り合った高卒や高校中退で働く同年代の若者と交流を深め、ブラックバイトに対抗する活動を始めたそうです。
「ちょっとしたことで誰にでも貧困は起こり得る。皆が普通に生活できる社会を実現したい」と語っているそうです。

私が若い頃は真面目に働けば誰でも生活に困窮することはなかったと思いますが、いつの間にか違ってしまったようです。
一生懸命働いても生活保護と同程度の賃金しかもらえないという「ワーキングプァ」の問題は、もう何年も前から言われているのに、なかなか解消されません。
当ブログでは最低賃金をせめて1000円ぐらいにと書いたことがありますが、1500円というのは、確かに正社員と同様の仕事をしている人たちだったら当然かもしれません。
最低賃金の引き上げのたびに地方の企業などは大変だとする声が大きく、なかなか上がりませんが、今年、東京都はようやく907円まできました。
企業側が最低賃金の引き上げが大変だというのなら、やはり「同一労働・同一賃金」を実現させるしかないのではないかと思います。
正規・非正規に限らず同じ労働なら同じ賃金、すっきりしていいと思いますが、正社員は長期的視点でみて雇用している、臨時的な非正規とは違うという企業側の言い分をそのまま言う人が社労士にもいて、私としてはちょっとびっくりします。
臨時的と言うのなら、何故何年も更新するのか、社内的に必要な仕事なら臨時的な仕事とはいえません。
労使合意の上ならともかく、正社員になりたいのになれない人がいる、でも仕事内容は同じっておかしいですよね。

おかしいと思うことに対して声を上げることはとてもいいことだと思います。
少しずつでもいい方向にいくことを願っています。

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