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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

社労士の役割とは?

少し前に時々見ている様々なブログを集めたサイトで、ある弁護士さんがとんでもない社労士がいると書いているのを興味深く読みました。
ある社労士がブログで、問題社員を退職に追い込むためにどうしたらよいかを経営者に指南している内容が、「うつ病にして退職に追い込む」という内容で、どうしたらうつ病になるか、会社が責任を負わないようにどうしたらよいかなどが書かれているというのです。
早速、そのブログを閲覧してみましたが、批判されてもしょうがないなと思いました。
その後、批判を受けてブログは削除されたそうですが、労働弁護団が厚生労働省に懲戒請求を出すなどしたために、朝日、毎日などの大手新聞にも記事として掲載され、多くの人の知るニュースとなってしまったと思います。
この事案を見て、この例はかなり極端だし批判されて当然なのですが、私が、所属する研究会の席上で過去に「自分は100%経営者寄りで仕事をしている。」「私は、経営者の利益をまず考えて仕事をしている」と公言している会員がちらほらいて、強い違和感を感じたことを思い出しました。

「あなた、社労士法第1条読んでる?」と言いたくなるような言説です。研究会で私が書く原稿は常に社労士法第1条にある「事業の健全な発達と労働者の福祉の向上に資することを目的とする」制度として作られたのが社会保険労務士なのだということを念頭においているし、現実に仕事をするときも常にその二つを頭にいれているのですが、「鈴木さんは労働者寄りだから」と言われることがしばしばありました。
私は、けして労働者よりに偏っているわけではなく、労務管理上の問題が起きたときに、経営者も労働者も両方にとって良い解決方法を考えているだけです。
それなのに、「労働者寄り」と言われるということは・・・。

さて、これ以上書きますと関係各方面に迷惑がかかるかもしれないので、控えます。もちろん、「労働者の福祉の向上」を実践している社労士の方々は私の周りにもたくさんいらっしゃるし、労使ともにハッピーになれることを目指して仕事をしている社労士が多数派だろうと私は信じています。
先述の条文は社労士試験にも以前出題されていましたので、ここ数年の間に社会保険労務士会も社労士の倫理ということにかなり気を使い始めたのだと感じます。
件の社労士にはそのうち何等かのお咎めがあるでしょう。
社労士は弁護士とは違います。弁護士は依頼人の代理人になるのですから、100%依頼人の利益を図るように振る舞うのが当たり前です。
社労士は依頼を受けるのは主に経営者ですし、経営者が「お客様」で報酬をいただく相手ですが、社会保険労務士法の縛りの中で仕事をしていることを忘れてはならないと思います。

新聞の報道によると、件の社労士は、「筆が走った」「表現の自由の問題」とも語っているそうです。
公序良俗違反と思われるような内容までも自由があるとして許されるとしたら、この世の中は「ヘイトスピーチ」だらけになりそうな気がします。
ブログにより表現することに対して、私も心しなくてはいけないと感じました。

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