FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

社労士として誠実に活動するべし

今朝の朝日新聞に全国社会保険労務士会連合会会長に対するインタビュー記事が掲載されていました。
年末から年始にかけてメディアでも取り上げられた「すご腕社労士」について、お詫びと釈明というようなスタンスです。
この社労士は、問題のある社員についてうつ病にさせて退職に追い込む方法を自身のブログに書いたため、批判を浴び、所属する愛知県社会保険労務士会より会員権停止の処分を受けました。
社労士に対して懲戒権のある厚生労働省にも、懲戒請求が出され、近く処分が発表になる見込みのようです。
ネット社会でなかったら、ここまでの騒動にはなっていなかったかもしれないと思います。不特定多数の人が見ているネットでは、良い記事も悪い記事も簡単に拡散するので、広まるのが速いのですね。
記事では、社労士は企業寄りだと思われているのではありませんか?という質問に対して、会長は、『事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資すること』と社労士法を引用して、お答えになっています。

 顧問料をいただいているケースが多いが、会社だけのことを考えていたのでは会社は発展しない。伸びる会社は労働者が安心して働くことができて、働きがいを感じている会社であり、それが労務管理の大原則と語っていらっしゃいます。
社労士会では、様々な場面でそのような言説は聞くし、多くの社労士はそういうことをよく理解していると思います。件の社労士を擁護するつもりはありませんが、彼もそれはわかっていたのではないだろうか。
ブログで扇情的なことを書くことにより注目を集め、ビジネスチャンスをつかもうとしたのかな、いわゆる「炎上ビジネス」ですね。
そんなことも考えてしまいます。
私は、社労士はお客様に選ばれる立場ですが、選ぶ自由ももっていると思います。
あのようなブログ記事に引き寄せられてくるお客様がいたとしても、そういう会社はお付き合いして面白い会社とは思えません。
あの記事のおかしさを見抜けないような経営者だったら、その会社の法令遵守意識は低いし、仕事をしていてもストレスがたまるだけだと思うからです。
くだんの社労士は、自らそういうお客様を望んでいたのでしょう。私とは寄って立つところが違うと思い、もし、同じ社労士会の支部に所属していたとしても、結局お付き合いはしなくなるのだろうなと思います。

ですから、このような一部の「困った社労士」については個人の社労士にはどうすることもできないので、社労士会にしっかりと対応していただくしかないと思います。
以前、過去記事にも書きましたが、社労士会自ら懲戒権を持つことができるように考える時期にきていると思います。
このような問題社労士の報道などを見た経営者の方々が「うちで契約している社労士はこんな人ではない。労働者のこともしっかり考えているし、会社の方針も理解してくれている」と、思っていただければ社労士のイメージが簡単に下がるはずはないと思います。

私の場合、HPもありますし、ブログを公開しているため、読者の方からお電話をいただいたり、メールで直接ご相談をいただくことがあります。できる限り応じていますが、案件によっては、不明点が多く明確にお答えできないケースがあります。
つい昨日もそんなメールをいただき、遠方の方だったので、各都道府県社会保険労務士会で行っている市民向けの無料相談についてお知らせしました。その方のお住まいの社労士会のHPには、トップページに相談制度について掲載されていましたので、アドレスをコピペして差し上げました。
本日、丁寧な御礼の返信をいただきました。
私の所属する埼玉県社労士会にも同様な制度があり、対面で二人の社労士がじっくりと相談にのっています。
きっと、当該社労士会でも同様に社労士が丁寧にじっくりと話を聞いてくれるものと思います。
そのような経験をされた市民の方は、「私の知っている社労士はとても良い人だった」と思ってくださると思います。
「社労士とはどういう士業か」を市民の皆様にアピールするためには、地道な活動を誠実に行っていくことが最も近道なのだと思います。



PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する