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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

インフルエンザでも傷病手当金

 最近、時節柄かインフルエンザや風邪がはやっているようです。
先日所属する社労士会の研究会で、ある会員が提出した原稿の内容もそんな関連のものでした。
健康保険の給付で、業務外の傷病で休業した場合に給料をもらえなかったときに給付される「傷病手当金」があります。
事業主さんがご存じない場合もありますが、本人が医師の証明書と事業主の証明書、タイムカードなどの添付書類をつけて請求すれば、要件にかなっていれば支給されます。
要件のひとつは給料が支払われないか、傷病手当金の額より少なく支払われている場合で、有給休暇があれば多くの場合は有給休暇扱いにしてもらい、100%給料をもらうことが多いでしょう。
傷病手当金は標準報酬月額(社会保険料を支払うために等級分けした給料額で、月給の平均額というようなイメージ)の30分の1の67%ですから、有給休暇の方が多いからです。

 ですから、通常は有給休暇を使い果たしてしまったような長期休業のときに申請する場合が多くなります。しかし、入社して間もなく有給休暇がまだ付与されていないような人の場合、インフルエンザ等で1週間ぐらい休むと欠勤扱いとなり、収入が随分減ってしまいます。
そんなときに、要件をクリアーできれば、休業4日めから1日につき先述の額が支給されます。そんなことを原稿に書いた会員がいらして、これはタイムリーでいい原稿だなと思いました。
事業主さんは傷病手当金を長期休業のときだけと思い込んでいる人も多く、最近では労働者側がネット等で調べて請求してくることがあると、原稿作成者が語っていました。
要件は、給料が出ないまたは少ないことの他に労務不能(仕事ができない状態)であること、これについては医師の証明書が必要です。
休業3日めまでは待期期間とされ支給されませんが、この期間は有給をとっていてもいいし、土、日、祝日など仕事が休みの日でも病気の状態であれば含まれます。
ですから、4日以上、仕事ができない状態であることが条件となります。4日目から支給対象期間となります。

そんなわけで、有給休暇がない人が、たまたま、金曜日ごろから調子が悪くなり、土曜日に医院でインフルエンザと診断され、次の週全部休んだ場合は、土、日、月と3日間の待期期間が終わった後、火曜日から次の土、日まで6日間分の傷病手当金が受け取れます。
というわけです。
傷病手当金、私も普段手続き関係の仕事はあまりしないのですが、何度か請求したことはあります。
インフルエンザでというのは経験がなく長期休業の場合だけですが、そんなこともあるなと思ったのでした。

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