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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

AIで労務相談はどこまでできるか?

 最近、人工知能(AI)がどこまで人に迫れるかということがよく報道されています。
囲碁では圧倒的な勝利を収めたり、昨日は小説を書かせてみましたなんてこともニュースになっていました。
AIに小説を書かせることにどういう意味があるんだろうか、人間の感情的な部分の解析が進むんだろうかと考えてしまいますが、今までできなかったことをやっていくということに意義があるのかもしれません。
本日の午前中、私のHPをご覧いただいてお電話をくださった方があるご相談に見えて、1時間ほどお話ししましたが、ふと、これからはAIがコンサルタント業務をするなんてこともあるんだろうかと思いました。
私がご相談を受けて答えを出すためには、必ず法令、判例、通達等の根拠となる事項に照らして考えます。
それぞれの企業の内情のようなものも聞きますし、法令等の確認だけではすまない部分もたくさんあるわけですが・・・。
法令を検索してどの法令が根拠となるか、判例を検索してどれが当該事例と類似しているかなどは、AIができそうだし、むしろ得意かもしれないと思います。
ある条件を与えて、膨大なデータペースからその条件に合致したものを取り出すなんてAIは簡単でしょう。

 しかし、それを相手にわかりやすく伝える能力は一朝一夕では身につかないように思います。
どのような言葉や表現を使うかは、相手に合せることも必要だからです。
今まで、いろいろなご相談を受けてきましたが、相談者の方とお会いしてお話しすると、法律の話はかなりかみくだかないとだめそうだとか、かなりつっこんで専門的な話ができそうだとか、それを望んでいるかいないかも含めて何となくわかるものです。
難しい言葉を並べても大丈夫そうとか、普段着の言葉で話さないとだめっぽいかなとか、その場で判断して、先方に合せることになります。
時には冗談を言った方がよさそうな方、まじめな応対の方が喜びそうな方とか、いろいろ考えて判断してお話しすることが多いです。
AIにそれができるかな?
今は無理でしょうね。
しかし、労働・社会保険料の計算とか、給料設定と賞与の設定をどうしたらよいかとか、機械的な計算等についてはどんぶり勘定の私よりずっとAIの方が速く正確でしょう。

将来的には、現行の手続き業務は電子申請で各企業が簡単にできるようになるだろうと私は考えています。
全ての企業がそうなるまでどれぐらいかかるかわかりませんが、それほど遠い将来ではないのではないかと思います。
企業にしてみれば外注するより自前で簡単にできればそれを選ぶでしょう。
社労士に求められることは、やはり各種の相談業務だろうと考えています。相手の顔を見ながら臨機応変に話をすることは、AIのみならず人間だって、知識と情報だけではなく、総合的な「人間力」というものが問われますから、AIが人間を凌駕するまでにはかなり時間がかかるのではないかと思います。

先日、テレビ番組で、お笑い芸人がAIがi人間にどこまでとってかわってできるようになるかという話をしていたのを偶然みていた夫が、「お笑い芸人は大丈夫じゃないか?」と言いましたが、
「だじゃれなんて得意になれるんじゃない?」と私が応じました。たくさんある言葉のデータベースを駆使してみんなが思わず笑うようなだじゃれを言うというのは近い将来できるかもしれない、でも、それをプログラミングするのは人間なんだよね。
いや、よくよく考えるとAIがどうなってるのかということすら、よくわからないことがわかった私めなのでした。

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