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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

ものを書くことは自分を書くこと?

 開業して2年目ぐらいに私が「こんな記事が書けます」と自分で郵送して売り込んだ出版社がありました。
ほどなく、その会社の経営者向けの雑誌の編集者の方から、当時の労働法関連の法改正について書いてほしいとご依頼いただき、その方が同じ社内の別の雑誌に異動された後も、年に1~2度原稿執筆のご依頼をいただくことがあり、うれしいご縁が続いています。
先月末にある事項(まだ雑誌が発行前なので内緒です)について書いてほしいとメールをいただき、実務として実際に行き当たった経験はなかったのですが、現実の現場の話を知り合いから聞いていて、知識として最近問題になっているということは知っていたので、お引き受けして書かせていただきました。
行政関係から随分資料がでていますし、関連書籍も一応購入してゴールデンウイークに読み込んで、書き始めましたがなかなか筆が進まず、私にしては苦戦してしまいました。
何とか締切3日前にお送りすることができました。先方の趣旨にかなっていなければ修正しないといけないと思っていましたが、意外とあっさり受けてくださいました。今まで、修正依頼があったことも結構あったのですが・・・

 当然ですが、私にご依頼いただく原稿は、小説や随筆ではなく社会保険労務士という「専門家」としての知識と情報の提供を求められているものです。
しかも、専門的な知識があまりない読者の方に読んでいただくというのが前提ですから、まずわかりやすく読みやすく書くということが求められます。
私の心がけていることは、センテンスをなるべく短くしてずらずらつなげないということです。ずらずらつなげる文章の事例として私が思いつくのは裁判の判決文です。
ワンセンテンスがすごく長くで読みずらいですよー。そうならないようにいつも心しております。
ただ、知識と情報を書いただけでは、行政のホームページと同じになってしまって、読んでも面白くないだろうと私は思っています。

幸い、私は会員が書いた原稿をみんなで「あーでもない」「こーでもない」と論評しつつ推敲してより良い原稿に仕上げて、最終的に専門誌に掲載していただくという研究会に所属しています。
開業以来入会していますので、様々な会員の様々な文章を見てきました。
面白くない原稿は、やはり行政のHP読めばわかるようなことをずらずらと書いているような原稿です。それから文章の流れが悪く、読んだ人は意味がよくわからないのではないか、その前に読む気が起こらないのではないかというような原稿もありました。
良い原稿というのは声に出して読んでみるとよくわかるのですが、文章の流れがよく読みやすいです。そして、文章の内容はもちろん私たち社労士の守備範囲とする知識であり、情報なのですが、そこに筆者の考え方や人間性のようなものがちらりと垣間見える文章に行き当たると、いい原稿だなと思います。
私もそういう文章を書けるように心がけていますが、それには、日々自分の感性を磨いて様々なことに興味をもっていかないといけないなと思っています。
書き上げた文章の中に、「自分」が垣間見えるだろうか。原稿を仕上げるといつもそんな視点から眺めています。自己満足するときもあれば、ダメだなーと思うときもあります。
だいぶ前ですが、自分としてはここが「肝」と自分の考え方を数行書いたときに、編集者の方にばっさり削られたことがあり、社労士としての原稿作成の難しさを感じました。
これからも日々勉強です。

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