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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

憲法記念日に憲法を読み直す

今日は憲法記念日。


ということで、憲法をひもといてみました。日本国憲法は昭和22年5月3日の施行です。前文、本文11章103条からなります。天皇に絶対的権能を与えていた明治憲法(大日本帝国憲法)とは全く異なる、国民主権、永久平和主義、基本的人権の尊重を3本柱とするものです。


日本における憲法の役割は国家の根本的な統治法として、国家権力から国民の人権を守ることにあります。前文ではこれらについてと、国際社会の中での自らの役割についての理想が高らかに宣言されています。


これを「英文をそのまま和訳したので、わけがわからないし読みにくい」と語った某知事がいましたが、私はそうは思いません。このぐらいの文章は中学生ぐらいになれば十分ついていけると思います。


私はその中でも「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」


の部分が好きですね。自国のみならず世界の国民の平和を願っているというところがとても良いと思います。


小泉前首相がイラクに自衛隊を派兵する時の記者会見で、その後に続く「いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって」を引用した時には、この人、本当に憲法を勉強したことがあるんだろうかと疑いました。憲法の掲げた大いなる平和主義の理想を全く理解せず、自分の都合のいい解釈で「いいとこ取り」している前首相に対して、憲法学者が何も発言しなかったのは残念でした。


最近、権力に対して「物申す」という人が減っているようで、ちょっと心配です。国会でも数の力がまかり通っていますし、野党が弱体化しているのが一番いけないのでしょうけれど。


政府は夏の参院選に「憲法改正」を持ち出して、「格差問題」から国民の目をそらそうとしているかのように見えます。前首相が「郵政民営化」だけを声高に叫んで、年金問題や経済問題などを吹き飛ばした手法に習おうとしているのでしょうか。


それはともかくとして、憲法の条文の中には、個人の尊重(13条)法の下の平等(14条)、両性の平等(24条)、生存権(25条)など国民の権利を守る条文がたくさんあります。私には無理して変える必要なんてないのではないかと思えます。現実にそぐわないことは立法により変えることは十分可能だと思うのです。


絶対変えるなという気もないですが、十分な議論もなく数の力だけで決めるのは勘弁してほしいなあと思います。

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