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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

労働基準法の精神に立ち返る

 先日、関与先からあることに関する質問メールが届き、回答はこんな感じかなと思いましたが、念のため懇意にしている先輩社労士に電話して意見を伺ってみました。
先輩も私が考えていることとほぼ同様なご意見でした。
守秘義務がありますから内容について書くのは控えますが、就業規則にも記載がないことで最終的には労使で協議して決めるような事案です。先輩は、「話し合って決めるにしても労働者の不利にならないようにすることよね。とにかく迷ったら労働基準法の精神に戻れば間違いないから。」
とおっしゃいました。
なるほどー。そうだった。会社の担当者からの相談だと、どうしても会社が損をしないようにとか多少は考えてしまいます。
その視点を持ちつつ、けして労働者の不利益になるような方向には誘導しないこと。忘れてはいけないよね。と内なる自分に確認をします。

 昨日、自分の良心に反する手段で指示された仕事に従うかという新入社員に対するアンケートについて記事にしましたが、私はもちろん自分の良心に反する仕事はしません。
誰かに雇用されているわけではありませんから、自分ですべてを決める権限をもっているし、責任もすべて自分が負うわけですから、雇用されている人たちとは立場が違いますが・・。
社労士は正当な理由なく依頼された仕事を断ることはできません(社会保険労務士法第20条)が、私は、「法令違反にならないようにかつ自分たちが法の網の目をかいくぐることができるような就業規則を作ってほしい」というようなことを言われて、お断りしたことがありました。
その会社の業種は特殊で労働時間、休憩など普通の業種とは違う複雑な法令があります。グレーゾーン的なところで仕事をしている場合も多いような話をその事業主さんはされていました。
とてもじゃないけど、私はそんなことはできません。
しかし、社会保険労務士法にある「正当な理由」とはなんだろうと、そのときも思いました。いくつかの法令によくでてくる「人の生命、身体、財産を侵害する」ようなことだろうか。もちろん法令違反をするように相談されるなどというのは「正当な理由」となると思いますが、グレーゾーン的なことを要望された場合も正当な理由になるのだろうか。
「私の内なる良心に従って断りました」というのは正当な理由となるのだろうか。
「社労士の不適切な発信」に対する注意喚起から、関連するいろいろなことをあらためて考えてしまう今日この頃です。
そんな中で、冒頭の先輩の言葉「労働基準法の精神に立ち返る」は私の中で、すとんと腑に落ちる最近の「ヒット商品」ならぬ「ヒット言葉?」なのでした。

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