FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

有給休暇の取得率アップに対する取組

 子どもたちが夏休みに入り、随時夏休みをとる会社も多いことと思います。一斉に取得したり個別に交替で取得したりするのだと思いますが、有給休暇をこの時期に取得する場合もあると思います。
仕事と私生活をバランスよく続けるためには有給休暇の取得は必要不可欠だと思います。
しかし、厚生労働省の調査結果によると、企業全体の取得率はずっと5割を切っています(新規付与日数に対する取得割合)。業種別にみると70%の業種(ガス・電気、水道等供給)もありますが、1,000人以上の企業でも平均は55.6%です。30人~99人では42.2%です。(
参照
)
人手不足感が広がる昨今ですが、有給休暇取得率が高ければ人材を呼び込むことにつながります。企業の中には積極的に取得率を上げようと策を講じている会社もあるようです。
先ごろ、大手薬品会社では取得率に応じてNPO法人に寄付をするというプログラムの開始を発表しました。

 この会社のHP上での発表、並びに報道発表をみると、子育て支援に取り組む二つのNPO法人を選定して、目標率65%を達成した場合には両法人にそれぞれ100万円ずつ寄付するというものです。
寄付額は取得率に応じて決めるそうですから、目標達成できなくてもなにがしかの寄付はするということなのでしょう。
昨年は達成率62%とのことですから、社員一人ひとりがもう少し取得すれば届きそうな目標を設定したのでしょうか。国内従業員数は6,800人とのことですが、ダイバーシティ&インクルージョン(多様性を認め一人ひとりが働きやすい職場というような意味でしょうか)に取り組んでいるそうで、その一環として、社会貢献をしつつ適切に休暇を取得して活き活きと働けるようにするプログラムということのようです。

有給休暇を取得しにくい理由として、自分が休むと周りに迷惑がかかるとか、休んだ後仕事がたまってしまって大変というようことがあると思います。
このようなプログラムにより周りに遠慮しないでもすむでしょうし、寄付をして社会貢献できているのだから仕事が少々大変でも頑張ろうかという気分になるかもしれません。
選定されたNPO法人は、病児保育に取り組んでいたり、学童保育が終了する小学校4年以上の子に目をむけたりして活動しているようですので、子育て世代、特に共働き社員には必要性について理解が得られると思います。
ただ、寄付をするのではなく全従業員に参加してもらうようなプログラムによって寄付をするというのは、とても面白い良いアイディアだなと思いました。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する