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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

大年増の厚化粧って? 懲りない人たち

日々ニュースが消耗品化する中で、すでにもう「過去」の話かもしれませんが、ちょっとひどいなと思うので書いておこうかと思います。
26日、都知事選に関連して自民党本部で開催された各種団体の決起集会で、石原慎太郎氏が自民党公認候補に対抗する小池百合子氏について「大年増の厚化粧」と侮辱したとニュースになりました。
ネットでも批判が多数出たため、関係者が「厚化粧というのは、実現不可能な政策を並びたててることに対する批判だ」と語ったそうです。
私は、石原氏が語っている映像をテレビで見ましたが、そういうふうには見えませんでした。それなら、「大年増が厚化粧してるみたいな実現不可能な美辞麗句を並べて」とか言うはずだし(それもアウトな発言だと思いますが)、明らかに小池氏本人の属性について語っているという印象で、公の席でそういうことを平気で言うことに非常に驚きました。
でも、この人は以前にも「生殖能力がなくなったババアは価値がない」と言ったことがあったので、もう、治らないねと思いますが、居並ぶ中高年の男性が皆笑い、増田候補も笑っている。これ、問題でしょ。普通、フォローするでしょ。テレビ映像はいいとこどりで見せるから、後で何か言ったかもしれませんがそういう話が聞こえてこないところをみると、多分言ってないのでしょう。
それに対して、小池候補は「しょっちゅうなんですよ。慣れてますから」と軽くいなして勝負あり、チャンチャンって感じでしょうか。

 以前にも「女性は産む機械」と言った自民党の政治家がいましたが、自民党というか政界ではそういう女性蔑視の発言が横行しているということでしょうか。
もう、反論してもしょうがないと多くの女性議員に抗議もされずそういう人たちが増殖してはびこってきたのでしょうか。
テレビで見る限り、小池氏が特別厚化粧とは思いませんでしたが、その後、「私は顔にあざがあるためそれを隠すために医療用のお化粧をしている。そういう同じような女性が今回の件で傷ついたとしたら気の毒」というようなことを語ったと報道されていました。
益々、勝負ありですねー。女性たちの同情と共感を呼び、増田候補の票が結構流れたかも。

私は、東京都民ではないので外野の人間ですが、この騒動といい、鳥越候補の10年以上前の真偽が定かでないスキャンダルを持ち出したり、そういうことでころころ票が動くのはどうなのかなーと思います。
都民一人ひとりが都知事としてどういう仕事をしてほしいかを考え、それを実現してくれそうな人を選ぶのが本来の選挙のあり方だと思いますが、都知事選に限らずいつも選挙ではイメージばかりが先行していく。もううんざりだなと思います。
5年後、10年後の社会がどうなっているのか、どうしたいかのか、そういう話する政治家いなくなったなーと思います。
この騒動に目を奪われていたら、現政権が低所得者2,200万人に15,000円ずつ支給するというまたぞろ「ばらまき」のニュースが。消費を促すためだそうですが、そんな一時的なことって今までもしたけど、成功したという感じはしない。ここにも懲りない人がいると思いました。

さて、社労士として一言。職場で女性に対して「大年増の厚化粧」なんて言ったら明らかにセクシャルハラスメントであり、大年増のところは年齢に対するハラスメントでもあります。
男性から女性に言った場合はもちろん、女性同士でも言われた方が不快に感じればセクハラです。
判断基準としては、言われた方が不快に感じるかどうかですが、このような言説をうれしいとか良かったなんて思う人はまずいないでしょう。
何故ならば、この国では「大年増で厚化粧」は明らかに負のイメージです。女性は若い方がいい、お化粧もごてごてしない方がいいと思っている男性が多いのでしょうか。しかし、年齢については、本人がどうこうできる問題ではなく、それを言われても本人はどうすることもできないのですから、それを攻撃の材料にするのは明らかにハラスメント(嫌がらせ)です。
また、厚化粧するかしないかは本人の決めるべき問題で他人がとやかく言うことではありません。まして、職場において仕事に差し障りがあるかというと、不特定多数の人に接客するような場合はお客様が不快感を抱かない化粧にしなさいと言えるかもしれませんが、不快に思うかどうかは人により違いますし、「厚化粧はダメ」とする根拠なんてないのではないでしょうか。
本来、本人の自由意思に属することであり、また、基準があいまいなことを持ち出して攻撃するのも、やはり嫌がらせと判断できると思います。そして、男性が女性について性的な対象として見てその延長線上にある発言と考えることができますから、性的言動でありセクシャルハラスメントです。

セクシャルハラスメントについては、事業主にそのようなことが起きない職場環境を作る義務が課せられていますから、(男女雇用機会均等法第11条)事業主がそれを知っていて放置しているような場合、均等法違反となり責任を問われます。
事業所はセクハラについて必ず相談窓口の設置を義務づけられています。相談があった場合は、迅速に対応し、適切な措置が必要です。場合によっては、就業規則に基づき懲戒処分をする場合もあるでしょう。

当地は梅雨明けとなり、朝からセミが元気に鳴く日々となりました。
皆様、暑さに負けずご活躍ください。

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