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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

就業規則は何故必要か

今日から私の本業である就業規則について書いていきたいと思います。


もし私が起業して人を雇うような立場になったら、まず就業規則を作ります。


就業規則とは文字通り就業についての規則ですが、前文にその会社の理念やビジョンを明文化することができるからです。


会社を設立するからには、そこに何らかの思いがあるはずです。ただひたすら儲けたいという場合もあるでしょうし、社会に対して、こんなことをして貢献したいとか、社員との関係を和やかにしたいとか、様々な思いがあって設立にこぎつけるのだと思います。


就業規則を作るということは、いわば、会社が社会に対して、また社員に対してどういうスタンスをとるのか、発信することができるのです。

言葉というものは、明文化することによりそこにしっかりと存在するようになります。物事はただ口で言っているだけと、文章にして書いて「そこにある」というのとでは、全く違うと思います。


日本が60年も平和でいられたのは、戦争を一切しないということが憲法に書かれてあったからだと思います。書いてそこに存在している以上無視するわけにはいきません。まして憲法ですから。


何だか話が横道に行きそうになってしまいましたが、会社の就業規則も書いてそこに存在していればそれを守らないわけにはいかないのが、人情ですよね。会社の経営方針を発信すると同時に、社員に対して守るべきルールを明確にするということが、就業規則の効用なのです。


もし私が雇われる立場として考えてみると、就業規則のない会社に就職するのはちょっと考えてしまいます。もちろん仕事というのは信頼関係が大切ですから、経営者の方がすごくいい人で信頼できるとかの事情があるとまた違うかなとは思います。けれど、人間関係がよくなれば逆に細かい条件などかえって話づらくなる場合もあり得るので、明文化したものがあれば、よけいな気を使わずに済むわけです。


特に、就業規則作成の義務(常時10人以上の従業員がいる事業所)がありながらはっきりしたものがないなんて会社は論外です。コンプライアンス(法令遵守)の意識の低い危ない会社だからです。


昨今の労働環境は数年前に比べ、終身雇用制が崩れ、非正規雇用者が4割を占めるなど、かつてでは考えられない状況になっています。会社は自分達を守ってくれないとの思いから、労働者の権利意識も高くなっています。(権利意識を持つのはとても良いことだと思います。)


事業主の方はトラブルを未然に防ぐ意味でも就業規則に注意をはらっていただきたいと思います。コンプライアンスの意識の低い会社に対して、行政や世間の目は厳しくなっています。


これから雇用契約を結ぶ方や、現実に今働いている方は就業規則をしっかり確認しましょう。疑問があったらきちんと質問しましょう。労働者の当然の権利です。


法令にのっとって就業規則をきちんと作成する、また、法律の改正に従ってその都度見直していくということは、事業主にとっても従業員にとってもより良く働くための第一歩だと思います。

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