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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

年金事務処理ミスに対する自己防衛

守秘義務があるので詳細は控えますが、ある会社で社員による不正取引が発覚して会社幹部としては、懲戒免職だといきまいていましたが、会社のシステムそのものが不正取引をしようと思えばできる状況であったため、私がそのことを指摘して諭旨退職として、見かけ上は自己都合退職になったということがありました。
人はもしかしたら出来心で不正をするかもしれないし、ミスもするかもしれないので、それらをチェックして未然に防止するシステム作りは非常に重要だと思います。
日本年金機構が2015年中に対応した事務処理ミスの件数が3297件と発表したと報道されています。
そのうち未払いは1625件、金額は31億1800万円とのことです。
多くは年金記録の確認もれだそうです。また、過払いも398件、2億9,000万円ということです。
全体の約半数は旧社会保険庁時代に発生したそうですが、ということは、現在の組織になってからのミスも半数近くあるということになります。


うーん、相変わらずぬるい組織だなと思います。
現在、公的年金に加入している人は6,700万人、年金受給者は3,300万人です。多くのリタイア世代が年金収入に頼って暮らしていますから、一人ひとりにとってミスは許されないはずです。
特に、過払いなどにより返還を求められる場合、会計法により過去5年分さかのぼって請求されるので、思いのほか多額になる場合もあります。
本来、このようなミスをしないようなシステム作りをする責任は日本年金機構にあります。
ミスは一件も出さないつもりでやってもらわないと困るわけですが、人間にはミスはつきもの、気合だけでミスが防げるわけではありません。
大事なのはシステム作りだと思いますが、それらはどうなっているのかはよくわかりません。
確認もれミスということは、複雑な年金制度をうまくとらえられず、その人の基礎年金番号からもれてしまうものが存在するということなのでしょうか。

残念なことですが、年金機構を100%信用するのはやめて、自己防衛した方がよさそうです。
現役世代は年金定期便を必ずチェックして、よくわからないことやおかしいと思うことがあったら放置せず、日本年金機構のHPを調べたり、電話で問い合わせをして納得を得る努力をすることです。
また、年金請求の手続きをすると年金額を決定した通知がきますから、それもきちんと金額を確認することです。
年金受給世代も毎回の振込額を必ずチェックして、おかしいと思ったら問い合わせをすることでしょう。
早め、早めに動くことが大事かなと思います。
なお、各都道府県社会保険労務士会では、年金や労務問題に関する無料相談を受け付けています。たいていは予約制ですが、対面で社労士が相談にのってくれます。
年金制度についてじっくり教えてほしいなどと思う場合には利用されるとよいかと思います。

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