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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

長時間労働がなくなる日はくるか?

 先週、所属する研究会で介護をしながら仕事を続けることに関連して、長時間労働がなくならない限りは難しいだろうという話がでました。
企業風土として、長時間労働に耐えられない人は出世競争から脱落するような企業も結構あるというような話もでました。私は、そのような考え方はもう古いと思いますが、現実にそのような会社が多いから長時間労働がなくならないのでしょう。
そんな中、厚生労働省が「仕事と生活の調和のための時間外労働規制のための検討会」を立ち上げたと発表されました。
これは、閣議決定された一億総活躍プランの中で、労使が合意すれば事実上残業時間に制限がない現状をあらためない限り、長時間労働の是正は難しい、長時間労働がなくならいと生産性の向上、労働者の健康確保、仕事と生活の調和も難しいとの指摘を受けてのことのようです。
発表された有識者のメンバーは10人で7人が大学院と大学教授、3人が民間の研究職の人です。

この検討会では、残業時間の法的規制についても検討するそうです。
結局、法律で規制するのが一番手っ取り早いということでしょうか。私は、経営者の意識の問題が大きいと考えています。前述したように、長時間労働に耐えられない人は出世できないというような企業風土はちょっとおかしいと思います。
仕事の質と時間の関係を経営者はきちんと考えるべきでしょう。
同じ仕事をしたとすると、多くの場合、仕事について理解が深い人ほど早く片付けられる、従って早く終わり残業時間も少ない。しかし、仕事が丁寧だと時間もそれだけかかる可能性もあり、そのあたりの評価の仕方はバランスよくなされないといけないでしょう。
そして、実は、仕事はそんなに単純でない場合もある。優秀な部下がいる上司はその部下のお陰で仕事も早く、正確にできあがる。チームでやっているような仕事の場合、できない人ができる人の足をひっぱりお荷物化することもある。しかし、そのできない人にも隠れた能力があり、他の仕事なら能力を発揮できるかもしれない。
となると、最も大切なのは適材適所ということでしょうか。でも、すべての人が自分にふさわしい場を得られる会社に就職しているわけではない。不向きだった仕事も努力によってカバーすることができるかもしれない。などと、言い出すときりがないんですね。

結局、経営者が「長時間労働はよくない。なくそう」と考えれば、その方向に事態は動いていくのだと思います。ある会社は「蛍の光」の音楽を流し、いっせいに電気を消す。そこまでしなくても、ある程度の時間になったら「もう帰りましょう」と声をかけるだけでも意識が変わります。
だいぶ前の話ですが、やはり所属する研究会で、「労働者の方も残業代がほしいからわざと残業しちゃうんだよね」という話が出たことがありました。
給料体系を見直し、残業しなくてもよいぐらいの基本給とすれば残業しなくなるのだろうか。そんなことも考えましたが、「中小企業はそんなこと無理、無理」という雰囲気でした。
でも、残業すれば残業代を支払い、光熱費もかかるし、仕事の能率もそんなによくなるとは思えません。
現在の人手不足はそう簡単に解消されるとは思えませんから、人材確保のためにも短時間正社員制度などを積極的に進める会社が生き残っていくのではないだろうか。
そんなことを考えています。

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