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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

隠ぺい体質が事を大きくする

企業の不祥事がいろいろと報道されますが、共通しているのは隠ぺいしようとすると事態が悪くなり ときには事が取り返しがつかなくなるほど大きくなるというところでしょうか。
神奈川県の病院で起きた殺人事件も、報道によると最初は内部的なトラブルだったようですが、ついに入院患者が巻き込まれてしまい、しかも殺人事件にまでなってしまいました。
報道によると、今年4月ごろから、看護師の筆箱に注射針がささっていた、看護師のエプロンが切り裂かれていた、患者のカルテが紛失した、看護師の飲み物に漂白剤らしき異物が混入していた、と、どれか一つでも「異常」なことが何度も、しかも同じフロアで起きているのに、病院側は警察に相談することもなく、玄関以外にはビデオカメラも設置していなかったそうです。
内部のことだとして内部で処理しようとしたということらしいですが、それならそれで、内部でもそのフロアに関係のない第三者的立場の人で調査委員会を立ち上げ、徹底的に調査すると同時に善後策を検討すべきで、報道でははっきりしませんが、そういうふうでもなかったようです。

 風評被害をおそれたらしいと報道されています。病院というのは一種のサービス業です。患者に来てもらわないと経営が成り立ちません。内部にしてもトラブル続発の病院には何となく行きたくないと考えるのが人情でしょうから、とにかく表ざたにせず内密にしておこうと考えたのでしょうか。
企業の不祥事で最も悪いパターンのように思います。せめて、フロアの各所にビデオカメラを設置すればある程度の抑止になったのではないかと思いますが、病院側もまさか入院患者にまで何かをするとは考えなかったのでしょう。
人の命を預かるのですから、常に最悪の事態を意識しておかないといけなかったのにと思います。
この事件が起きる前からすでにこの病院の評判はあまりよくなかったらしく、高齢者を多く受け入れていたこともあり、患者がよく死亡するので「あの病院に入ったら死ぬ」などと不穏な噂もあったと報道されています。
そのため、従業員のモチベーションもあまり高くなかったとも報道されています。
それが事実だとしたら、企業としてはトラブル以前に従業員の意識を探り、職場環境について検討するなどの努力が必要だったかもしれません。

職場内でこれは内部の人間関係の些細なトラブルだと考えらるようなことが起きた場合、簡単に考えず、大きなトラブルとならないうちに「芽のうちに摘む」これは鉄則だと思います。
日々の忙しさにまぎれてなおざりにしてしまう関係者もいるかもしれませんが、会社は人の集団であり人間関係のトラブルが起きても不思議ではありません。
それを「芽のうちに摘む」ことこそが従業員のモチベーションを保ち、企業を発展させることにつながるのだと思います。

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