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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

多様性が人を育てる

今朝の朝日新聞にはがんの新薬を開発してノーベル賞候補とも言われている京都大学名誉教授本庶佑氏のインタビュー記事が掲載されていました。
特許を共同出願した日本の製薬会社が国内の製薬会社に共同開発の話をもちかけても断られ、逆にこんなことに手をだしたら会社がつぶれるとまで言われる中、本庶氏がアメリカのベンチャー企業を訪ねて話したところ、1時間で「やる」と即決したというような興味深い話もでています。
それからどんどん話が進み、アメリカの末期がん患者の臨床試験では2~3割に効いたという結果が出て、世界的に注目されるようになったということです。
氏は様々な質問に答えていろいろなことをおっしゃっていますが、なかでも私が最も共感したのは、大学院教育に対する国のお金のかけ方に対する批判です。

 年間50万円の授業料を払い奨学金もなし。博士になっても見合った職もなし。国は、受益者負担だから受益を受ける本人が負担しろと言うがそれは間違いである。受益を受けるのは国であり国民である。知の人材を育てることこそが国にとって重要でそこは税金でまかなうべきであると、明快でそのとおりだと思いました。
氏はこのままでは20年後は心配だとも言っています。そうですよね。知性をリスペクトせず重要視しない国は滅びますよね。
今後の社会は膨大なデータをもとに判断するような仕事は人口知能が担うようになるだろうが、人にはもっと大きな視野で人にしかできないことをしてほしいともおっしゃっていて、大学教育についてもちょっとだけ持論を語っていらっしゃいます。
一つの学部に同じ高校出身者は5人までとする。人は多様な人と触れ合ってこそ育つ。というのですね。なるほど。

以上の話は人の集団であり、人を育てるという部分も担うことがある企業にもそっくり言えるなーと思いました。人件費をけちったり、開発費をけちったりするような会社は多分のびない。同質な人ばかり採用している会社も多分のびない。そんなことを思いました。
会社ばかりではなく、人が集まる組織には多様性が重要なのだろう。例えば、私が所属する社労士会の研究会も、様々な考え方の人がいるからこそ、私も成長させていただいているのだなと思いました。
その他にもいろいろ示唆に富んだ良いインタビュー記事だったので、「さすが、科学者という人は正論を言うもんだねー」と夫に言ったら、バリバリ理系の彼は、「科学者だからといってみんなが正論いうわけじゃない」と言いました。確かに、その通りですなー。夫婦という小さな「人の集団」でもやはり多様性により人は育つんですね。

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