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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「土人」という差別言葉

 沖縄県の米軍北部訓練場をめぐり反対派住民と対峙した機動隊員が「ボケ、土人」と差別用語を発したとして問題となっています。
言った人は20代の大阪府から派遣された警察官だそうですが、私は、「土人」というのはもうとっくに死語だと思っていたし、随分長い間聞いたこともなかったので、まだ生きてたかとそっちの方がびっくりしました。
私は、それなりに長く生きてるおばさんですから、「土人」は大昔に聞いたことがあるし、差別用語であることも知っています。
でも、今の20代、30代の人がその言葉の意味とか相手に対する侮蔑的用語だと知ってるのだろうか。
だいたい、20代の人の語彙の中に「土人」があるのがちょっと不思議でした。
もしかして、私の知らないアニメとかなんかででてくるのかな、なんて考えてしまいました。
要するに、その言葉は多分、使った隊員個人の周りの上司とか同僚とかが日常的に使っているのではないだろうか。事実は全くわかりませんが、そんなことを思ってしまいました。

 万が一、もしそうだとしたら、そっちの方が怖いなと思います。国家権力を行使する立場の人たちが国民一人ひとりを平等に尊重することなく、住んでいる地域で差別していたりする風潮が組織的にあるとしたら、とても恐ろしいことだなと思います。
権力の側にいる人たちは、差別に対して敏感過ぎるぐらいでちょうどいいのではないかと思っていますが、むしろ逆だったとしたら、それは困ります。
もしかしたら、「土人」という言葉にそれほどの意味も感じず「ボケ」とか「バカ」とか人をののしる言葉の一つとして軽く使っていたのかもしれませんが、沖縄の歴史を考えれば、住民の方々が敏感に反応するぐらいのことはわかるのではないだろうか。それとも、沖縄の歴史すら知らないのだろうか。教えられていないのだろうか。
これは、言った個人を処分すればすむ問題ではないのではないだろうか。
組織として、そのような差別的体質がないかどうかを検証した方がよいのではないだろうか。
そんなことを考えました。
昔、ある所で知り合った警察官の人が「俺たちは全体主義だから」と言っていたことがありました。それが妙に耳に残っているのですが、確かに危険を伴う任務もあり、個人が勝手なことをすると任務を遂行できない場合もあるでしょうから、必然的に組織として動くしかないわけです。
だからこそ、組織として差別はしないという組織になっていただきたいと思います。

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