FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

博士のフリーター化 この国の人材活用はどうなってるんだろう。

昨日お昼休みにのんびり新聞を読んでいたら、就職難の「博士」を支援するベンチャー企業社長という記事が目に止まりました。


就職先に恵まれない大学院生と企業の橋渡しを目的とする季刊誌を創刊した人の話が出ていました。院生の生活ぶりや企業者との対談などを掲載して彼らの等身大の姿を描くフリーペーパーとのことです。


雑誌は企業にも配られ院生の就職を後押しします。

大学院生というのは、この国ではまだまだエリートの部類だと思っていましたが、「科学技術創造立国」を掲げる政府により、この10年で1.6倍に増えたそうです。そういえば、私の親戚や友人、知人の息子、娘たちにも昔に比べて随分大学院卒が増えました。


でも、大学に残って研究職につける人の数は限られているため、大学に残れない人は企業に就職する道を選ぶわけですが、「頭でっかちで学歴に見合う価値がない」と企業には敬遠され、企業を大学より下に見る院生の風潮もあり、博士のフリーター化が進んでいるというから驚きです。


この雑誌を創刊した人自身も有名大学の院卒でIT系の会社を起業、それなりに成功しているそうです。30歳を過ぎて「自分の経歴を生かした事業をしたい」と院生の就職について無料で相談を受け、採用した企業から紹介料をとっているそうで、登録者は100人を超えているとか。


大学院まで出ても自分で就職先を探せない人が結構いるんですね。企業も使いづらいと敬遠してしまうんでしょうか。それとも実際に大学院卒の人はエリート意識が強くて会社の中で人間関係がうまく結べないとか、何か実例があって企業に敬遠されてしまうのか。


私にはよくわかりませんが、それだけお金と時間をかけて勉強したことが社会に還元されないとしたら、それはやはり残念なことですよね。国立大学であれば相当の税金も投入されているはずですし。(私大にも税金は配分されている)


フリーターにも最低賃金ぎりぎりの生活をしている若者から、大学院まで出て定職につけない人までいるなんて、この国の人材活用というのはどうなってるんだろうと考え込んでしまいます。


企業が目先の利益を上げるために人件費減らしばかりやっているうちに、若者から「働く喜び」や「働いて自己実現しよう」という意欲を奪ってしまったこの国は、一体どうなるのだろうかと思います。豊かになり過ぎた弊害とも言われますが、企業の責任は小さくはないと私は感じています。



 

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する