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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

ストレスチェックがストレスに?

 常時雇用する労働者が50人以上の事業所(会社全体ではなく支店、営業所等場所ごとにカウント)に従業員のストレス状況について検査をする、いわゆるストレスチェックが義務化されて昨年12月1日から施行となっています。
年に一度することが義務づけられましたので、施行後1年、すなわち今月中にとりあえず一度は行わなくてはなりません。
私も、関与先に施行前から「ストレスチェックマニュアル」を作成して全社的に周知してやっていただくように説明して準備を進めてきました。
ストレスチェックについては、会社が従業員の就業について規定する就業規則に規定するものとはちょっと違う性質があると私は考えています。
法律では、会社に行う義務がありますが、従業員に対して強制はできませんし、受検しないからといって不利益な取扱いをすることもできません。また、本人の同意なくして会社が勝手に結果を知ることもできません。従って、従業員だけではなく、取締役というような立場にある人についても一定の規制をかける社内規則が必要です。
というわけで、私は「ストレスチェックマニュアル」を作成して全社に周知していただく形式としました。


 マニュアルは、法令にある目的や実施の手順等について、かみくだいた言葉に修正して記載するとともに図表なども用いてなるべくわかりやすく理解してもらうように作成しました。自分のストレス状態について気づきを得て、不調がある場合には早期発見につなげるようにするという目的を明らかにして、不利益取扱いの禁止、会社が費用負担すること、その時間は仕事をしたものとみなして賃金を支払うなども記載しています。

昨日、その関与先に別件で訪問した際に今月初めに行うと言っていたので、確認したところ、厚生労働省が提供しているチェックソフトが、途中でうまく作動しなくなってしまったというような話がありました。
しばらくしたらまたやってみますということでしたが、担当者が真面目な方なので、「今月中にやらないとまずいですよね」と心配顔です。
「第1回目ですし、こちらがやろうとしているのに厚労省のソフトが作動しなくなったのですから、期限が多少過ぎてもあまり気になさらなくて大丈夫だと思いますよ。まだ、12月まで間がありますし。」というような話をして帰ってきたのですが、考えてみると、12月までに駆け込みでやろうとする企業のアクセスが殺到したのかもしれないと思いました。

そんな中、スマホのニュースサイトを見ていたら、ストレスチェックをやっていない社員を責めたてる会社があるようで、会社としては行う義務があるのでとにかくやってくださいということなのでしょうが、何となく気がのらなくてやっていない人にとって、あれこれうるさく言われることがストレスになるというようなことを書いている方がいらっしゃいました。
何故、やりたくないのか理由はよくわかりませんが、会社側担当者もやらない人がいるとストレスになるんだろうなと思いました。
職場のストレスの原因は様々ですし、会社として快適な環境を提供する義務があるわけですが、このストレスチェック、労使ともに結構な負担なのだなと思いました。

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