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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

もっといじめに敏感になろう

心が痛くなるようなニュースが時々あります。 
昨日、メデイァで公開された原発事故後に自主避難した先の小学校でいじめを受けた小学生の手記は、まさにそのようなニュースでした。
何回も死のうと思ったけれど、震災でたくさんの人が死んだので自分は生きると決めたとつづっていて、どんなに辛かっただろうと泣きそうになりました。
福島県に住んでいた被害者の少年は小学校1年のときに震災があり、原発のメルトダウンにより小学校2年のときに両親とともに横浜市に自主避難します。地元の公立小学校に通いますが、当時から名前の下に「菌」をつけて呼ばればい菌扱いされるなどのいじめを受けます。
小学校3年で一時不登校となりますが、小学校4年になっても事態は変わらず、小学校5年になると「賠償金があるんだろう」などと金銭を要求されるようになり、家のお金を計150万円余りも渡してしまい、その後二度目の不登校となりました。
保護者は学校側や加害者側保護者とも話し合ったらしいですが、納得がいかず、昨年小学校6年のときに「いじめ対策防止推進法」に基づき市教育委員会に調査を依頼しています。

 驚くべきは学校側の対応の鈍さです。福島から自主避難してきた子供たちがいじめを受けているというニュースは各地であり、そのような子に対して目配りをきめ細かくするべきなのに、いじめを放置していたとしか考えられません。
本人の手記にも、信用してもらえなかった、先生に言おうとしても無視された、などと書かれています。
学校だけではなく、避難してきたのは小学校の低学年ですから親の態度がかなり影響を与えるはずです。
「大変な思いをしてきたのだから、仲良くしてあげないとね」ぐらい言いませんか?
「菌」などと言うのは放射能に対する無知と偏見か、それとも、相手方に何等かの弱点のようなものがあるとそれを攻撃する下卑た人間性か。
「賠償金があるんだろう」と言うのも小学生が考えたというより、周りの大人が言ったのではないか。
未曾有の災害に遭い故郷を捨てて逃げざるを得なかった人に対する同情も共感も感じられません。
いつか自分もそういう目に遭うかもしれないという想像力もなく、人間としての正義感もないのかな。
学校側の対応が鈍くても、周りの保護者達の多くがいじめがあるから何とかするように学校に交渉すれば、学校側の態度も変わったはずです。
悪いのは学校側だとは思いますが、長い時間続いたいじめについて、途中で知った周りの保護者もいたはずです。何とかしてあげられなかったのかなと残念です。
そんな簡単にはいかないと言う人もいるかもしれません。でも、自分の子だけではなく周りの子にも関心を持ち、心を寄せる保護者が少しでもいたら事態は違っていたかもしれません。

いじめは、学校だけではなく最近では職場の労働相談の中でもベスト3に入ってきて、大人の世界でも珍しいことではなくなりました。
昔からそういうことはあったとも思いますが、昔は傍観せずそれに立ち向かおうとする人もいたと思います。
何でこんな国になっちゃったかなと昭和生まれのおばさんはため息をつくばかりです。

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| | 2016年11月19日(Sat)06:17 [EDIT]