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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

発信して消費者を味方にする企業

 私は結婚してから家計を任され、日々の食材の買い物などは自分で好きなように買っていますが、何故かしょっちゅう買っているようなものでも値段が覚えられません。
大きな声では言えませんが、多分家計簿をつけたことがないということも原因としてあるかもしれませんし、そのようなことにあまり興味がわかないで頭脳が働かないということもあるのかもしれません。結婚してから数年住んでいたアパートの別の部屋にいたいわゆるママ友が、お菓子や野菜や子どものおもちゃまで、逐一1円単位まで値段を覚えていて言えるのを見て驚愕したことがあります。でも、結構そういう人は多いというのもその頃知りました。
そんな私でももやしが非常に安いということは知っています。1円単位までは言えませんが、だいたい40円とか30円ぐらいというレベルですが。
このところ、もやしが安すぎてこのままでは生産者がたちゆかないという発信を業界団体が出したと話題になっています。

 もやし生産者協会のHPの発信によると、もやしの価格は2005年から10%下落、それどころか総務省発表の「家計調査」によれば40年前の1977年より安いそうです。
協会の発表では何故そうなったかは言及がないようですが、先日、車の中でながら視聴していたラジオによると、もやしというのはスーパーの目玉商品として使われることが多く、時には10円など格安の値をつけ、それではもちろん儲けはないのですが、他の商品を買ってもらえればペイするという考え方で、もやしの値段が安売り競争の渦中にあり、もやしの安さでお客さんをつろうとするスーパーが多いのだそうです。

話をもとに戻すと、この10年で最低賃金も上がり人件費が高くなっている、さらに原材料の緑豆の値段も生産が天候に左右されるなど不安定で3倍も高騰しているそうで、生産者の経費削減の努力は限界だそうです。
実際、この8年で100社以上が廃業して生産者が半減しているそうで、このままではもやしがなくなるかもしれない、適正価格の取引にご理解いただきたいという内容です。
消費者は業者と直接取引をするわけてではありませんが、「もやしがなくなるかもしれない」というインパクトは強く、メディアでも大きく取り上げられています。
「もっと高くしてもよい」というネット民の声も上がっているそうで、私も、特別もやしが好きなわけではありませんが、もやしいためは主婦の「お助けメニュー」(安くて簡単、いろいろ野菜がとれる)なのでなくなるのは困ります。

このように、業界の「窮状」を消費者に理解してもらい世論の後押しを受けるやり方は、先ごろのヤマト運輸のドライバーの過重労働を訴えて社会的に理解が進んだことと似ています。
企業は、消費者の言うことを聞くだけではなく、何か不都合なことがあれば現状を説明して理解を得る、消費者もそれをきっかけに考えるというような双方向のやりとりができると、企業にとっても消費者にとっても良いことなのかなと考えた次第です。

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