FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

年金の受給資格期間が10年に

 早いもので、今年ももう8月です。当地は、猛暑になるかと思いきや意外と今日あたりは曇り空で雨模様です。台風の影響なのか蒸し暑さはありますが、ぎらぎら太陽が照りつける暑さとはやはり違います。
さて、そんな不順な天候ですが、今日から老齢年金の受給資格期間が原則25年から10年に大幅短縮されました。画期的なことだと思います。国民年金の老齢基礎年金の満額は40年保険料を納付した場合で、10年はその4分の1ですから、金額としては年額約195,000円、月額16,000円ほどですから、大した額ではないという感じもしますが、それでも0だったのが、死ぬまでその額が受け取れるのですから大きな差があると思います。会社員などになり厚生年金に加入していた期間のある人は、それに厚生年金の分が上乗せされます。
該当者にはすでに日本年金機構からお知らせと手続きをするための請求書が送付されていますが、それ以外に「合算対象期間」といって年金の額には反映されないけれど、資格期間には反映される期間のある人までには通知が届いていないそうです。また、「消えた年金」騒動のときの誰のものだかわからない納付記録がまだ2000万件も残っているそうで、これらについても年金機構では心当たりのある人は相談に来てほしいと呼びかけています。


 「合算対象期間」とは、昭和36年4月1日から「国民皆保険」としてスタートしましたが、任意に加入すればよい人も存在していました。会社員の被扶養者の妻などは任意に加入することはできましたが加入しない人も多く、女性の低年金問題へとつながり、昭和61年4月1日からは国民年金の第3号被保険者として、厚生年金や共済組合に加入する人の被扶養配偶者は保険料を納付することなく、将来基礎年金が受け取れるように制度が変わったのです。
また、平成3年4月1日前の学生も任意加入であったため、重い障害を負った場合に障害年金を受け取ることができず、問題になり、平成3年4月1日より20歳になった時点で強制加入となりました。従って、強制加入の前の任意加入できる期間に任意に加入しなかった期間が合算対象期間となり、金額には反映されませんが、資格期間をカウントするときには含めることができます。
その他に海外在住の期間、国民年金に任意加入したが保険料を納付しなかった期間などがあります。厚生労働省では、合算対象期間があるか判断する確認シートを公開しています。(参照)
f
該当しそうな方は、年金事務所、又は「街角の年金相談センター」で一度記録を確認してもらうとよいでしょう。

所属する社労士会の勉強会で年金事務所の窓口に月に何回か相談員として行っている人がいるので、先月、様子を聞いてみましたら、生活保護を受けている人が行政関係者に促されてよく来ていたとのことでした。
年金を受け取れるようになれば、その分保護費を減らせるので行政担当者が熱心に手助けしているそうです。
なるほど、そういう側面もあったかと思いました。いずれにしても、年金受給資格期間の大幅な短縮は、制度始まって以来ですから、窓口担当者は当分の間忙しいかもしれません。暑い夏をお元気で乗り切ってください。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する