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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる12年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

社労士の役割について考える

私も2006年に開業して以来、来年は干支でいえば一回りする年です。細々ながら事務所を続けてこられたのも、私を必要としてくださるお客様がいらしたからです。お客様は私を「先生」と呼んでくださいますが、様々な案件をご相談いただき、私は日々学び、気づきをいただき、最近では、お客様こそ私の「先生」だと思うようになりました。
私の仕事は、お客様の事業所の事業が円滑にいくように労務管理等についてご相談を受け、法令等に目配りしつつその事業所の状況に合った最善の解決策をご提案すること、そして、最新の知識と情報をお届けすることと考えています。
私の所属する社労士会の研究会では、様々なテーマについて有志の会員がA41枚程度の原稿を書いてきて、それについてそこに出席している会員が疑問や意見を提示して原稿をより良く仕上げるということにより(最終的にはある専門雑誌に掲載していただきます)広く社労士業務について学び、スキルを磨いています。そんな研究会で社労士の役割について考えさせらることがありました。

提出された原稿は労働契約法18条の「5年ルール」に関連するものでした。有期雇用で働く労働者が更新を繰り返し5年を超えることになる期間の初日から満了日までの間に、「無期雇用になりたい」と申し込めば、次の更新時に期間の定めのない契約とすることができるというものです。詳細は厚生労働省のサイトをご参照ください。(こちら)
法律施行が2013年(平成25年)4月1日からなので、そこからカウントが開始され、1年ごとなどの契約の場合、来年4月に該当者が出てくることになります。
私の場合、法律改正・施行に合わせて関与先の就業規則を整備しましたし、その後契約いただいたお客様の就業規則も対応できていることを確認していて、とっくに「終わった感」のある事項です。
「今さらって感じだよね」というようなことを言いましたら、関与先に説明はしてもなかなか就業規則の整備までは話が進まないうちに時間がたってしまったというような話も出て、「ふーん」と思って聞いていると、ちょっとここでは書けないような意見も出てきて、社労士の役割とはなんだろうと、深く考えることになりました。

いくら、法律でこうですと説明しても事業主さんがその気にならない限り、就業規則の整備等は難しいというのはわかりますが、私の関与先は、私の提案をほぼ100%受け入れてくださったり、先方から積極的に法改正について教えてほしいとおっしゃるようなことが多いです。

「ごちゃごちゃ言うなら、社労士は他にいくらでもいるなんて言われてしまう」という話もでました。これ以上言及するのは控えますが、私は、自分は、お客様にとって必要とされる社労士となれるようにしなくてはと思うと同時に、一体、この社会で、社労士は一般の方からどのような職種として認識されているんだろうと、ふと疑問に思いました。
労使トラブルなど何もない昔から家族的な雰囲気で仲良くやっているような会社では、案外、法令を知らずぬるい労務管理の場合もあります。しかし、そういう会社では、法律云々より労働・社会保険関連の手続きさえちゃんとやってくれればそれでいいと考えているんだろうか。
お客様のニーズに合わせるのがビジネスですが、社労士の場合、社会保険労務士法という法律があり、そこでは法令違反になるような指示、指導をしてはいけないことになっています。
これは、積極的に指示したような場合を想定しているのでしょうが、法令に則していないことがわかった場合も、積極的に働きかけをしていかなくてはいけないとも考えられます。
私の場合、法令遵守意識の低い事業主さんとは顧問契約を結ばないと決めています。
幸い、私のお客様は法令遵守意識が高く気持ちよく仕事をさせていただいています。それだけでもなんという「僥倖」だろう。そんなことを思った師走の一日でした。


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