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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる12年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

政治分野における男女均等法成立 雑感

 昨日、「政治分野における男女共同参画推進法」が参議院で全会一致で可決されたことが大きく報道されました。国政選挙や地方選挙などで、各政党はできる限り男女の候補者が同数となることを目指すように促しています。
すでに、クオーター制を実施して女性議員が一定数以上になるようにしている国もある中、随分遅れてようやくはじめの一歩を踏み出したという感じでしょうか。
意欲と能力のある女性はたくさんいると思いますので、そういう方々には是非政治の世界で活躍していただきたいと思います。
随分前の話ですが、社労士仲間と話しているときに社労士会の役員や会長に女性が少ないという話題になったことがありました。
ある人(男性)が、「だって、女性の側がやりたがらないでしょ」と言いました。確かに、私自身、自分のことで精一杯でそんなお役はできないなと思っていたので、その場は何となくそれで終わりましたが、「女性の側がやりたがらないでしょ」という言葉が妙に印象に残りました。

 やりたがらないというのが本当だとすると、そこに何等かの理由があるはずです。組織そのものが女性の役員を増やしたい、意欲と能力のある人なら会長も任せたいという意識をもっていれば、違うのではないか。社労士会に登録して10年余り、そういう「空気」はあまり感じません。私が入会したころより女性会員は増えていると思うので、今後は、じわじわとそういう雰囲気になっていくのでしょうか。
そして、もし、やりたがらないとしたら、その理由は、人それぞれだとは思いますが、女性が家事育児、場合によっては介護も担うという社会的な慣習が根強く残っていることが一つの理由ではないかと想像できます。

現在、非正規雇用者は、全体の4割近くですが、非正規雇用者の7割は女性です。政府はこうした非正規雇用者は、自ら望んで非正規雇用者になっている人が多いとしています。総務省の調査でも、それは読み取れますが、理由としては、「自分の好きな時間に働きたい」「家計の補助をするため」という理由です。じゃ、何故、好きな時間に補助的に働きたいのか。
もし、仕事を終わって帰ればご飯ができている、お風呂も入れる、子供の送り迎えなどは自分じゃない誰かがやってくれる、入院した親の面倒も自分じゃない誰かがやってくれるという状況だったら、それらの人たちの中の何%かはわかりませんが、「もっとバリバリ働きたい、お金も稼ぎたい、責任ある仕事もやって自己実現を果たしたい」と思うのではないでしょうか。要するに、「働く」というスタートラインに立ったときにすでに女性はハンディがあるのです。スポーツなら優遇措置がありますが、雇用環境の中では逆です。

冒頭の法律には第1条で「社会の対等な構成員である男女」という文言がでてきます。今の社会で男女の本当に対等な関係は実現できているのだろうか。
昨今のセクハラ騒動などをみても、まだまだ「男目線」が幅を利かしているこの国で、男女が同じスタートラインに立てる日はくるのだろうかと考える今日この頃です。

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