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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

杉田議員の言う生産性とはなんだろう?

当地は今月から猛暑がぶり返し、暑さに弱い私としてはげんなりする毎日です。予報ではお盆どころか8月いっぱい続きそうな勢いとか。自然様には人間は勝てませんね。
さて、このところニュースになっている杉田議員の「LGBTの人たちは生産性がない」というとんでもない暴論ですが、「生産性」という言葉、時々使われますが、私がその意味を正確にうまくわかりやすく説明できるかというと恥ずかしながらできません。
というわけで、公益財団法人日本生産性本部(そういうのがあったんです)のサイトを拝読してみました。
なかなか一言では説明ができないですが、とりあえずの定義としては、「あるモノをつくるにあたり
生産諸要素がどれだけ効果的に使われたかということであって、それを割合で示したものが生産性」とあります。

 これを杉田議員の暴論にあてはめてみると、「あるモノ」は子ども、その生産諸要素は男性と女性の身体的特性とでもいうことになるのでしょうか。
そうすると、たくさん子どもをつくった人は生産性が高く、少ない人は低い、つくらない人は「生産性がない」ということになります。生産性には、量的なものと付加価値的なものと両方ありますが、ここでは、まず量的なものからいくとそうなります。
杉田議員のHPでプロフィールを拝見すると、お子さんはおひとりのようです。量的なことでいうと、「生産性が低い」方に分類されるのではないかなと思います。低い人がさらに低い(ない)人に税金を使うなと文句を言う。うーん、昔「弱いものがさらに弱いものをたたく」と歌ったロックシンガーがいましたが、それを思い出してしまいました。

こんなことを書いていると、杉田議員と同じ土俵に上がったことになってしまいそうなので、もうやめます。彼女の言説が何故暴論なのかは、「人権を踏みにじる」「多様性を認めるべき」「子どもがいない人、できない人は皆生産性がないのか」などの反対意見がたくさんでていますので、そのとおりだと思いますが、私が素朴に違和感を感じたのは、「LGBTの人に対してどんな名目でどのぐらい税金が使われているんだろう、それは子育て支援に使われている分と比較衡量して多いのだろうか」ということと、かけがえのない人の生命について「生産性」という効率のみを重視する言葉を使い「モノ」扱いする極めて非人間的な、この人、人間としての感情がないのかなという思いでした。
言論の自由はありますが、人を批判するのであれば、その理由となる合理的なデータや根拠は出すべきだし、批判に対して反論がかえってきたら、それについてはきちんと対応するというのが、公人(国会議員であり税金から報酬を得ている)としての正しい態度だと思います。

しかし、このような国会議員がいることはうかつにも知りませんでした。責任の一端は国民にもあるのだろうかと思う今日この頃です。


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