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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

少数派と向き合わない風潮

 昨日、私がかねてより関心をもっていた二つのニュースで大きな展開がありました。
一つは「新潮45」の休刊。もう一つは相撲協会の貴乃花親方の退職、全然関係ない二つの事項なのですが、二つとも「少数派」とされる人に対して強い立場または多数派が真摯に向き合おうとしないという印象がありました。
前者の杉田議員の言説は、少数派であるLGBTの人達に対して自分勝手な「生産性がない」などという見当違いな批判を公然として、いまだになんの説明もありません。
多くの批判を浴びているのだから、国会議員としての説明責任を果たしていただきたい。新潮社側も一方の人たちの言い分を取り上げるだけで、批判にさらされているLGBTの方々を黙殺しているかのごとくです。
後者の相撲協会は、貴乃花親方の批判や意見にしっかりと向き合い、意見を交換しているふうには見えません。相撲人気をけん引して大きな功績のあった貴乃花親方に対する敬意もなく、むしろ貶めることばかりを考えているかのごとくです。

 最近、組織の中で組織の中枢に対して意見や批判を言うことを許さないという風潮があるように感じられるときがあります。
先般の自民党総裁選でも、石破候補を支持するのなら大臣を辞めてからにしろと言ったとか、言わなかったとか。内閣に属する以上、内閣の決定に従うのは当たり前でしょうが、自民党と内閣は別組織のはずです。党員として総裁を選ぶときには「内心の自由」が認められるはずだと私は思います。
組織の中で組織のありようや、トップを批判するとどうしても「少数派」になりがちです。
組織の中で波風をたてたくないとか、トップににらまれるのはごめんだとか、多数派に身をおいておけば、とりあえず自分は安泰だとか思う人が多いからです。

でも、批判や意見に対してはきちんと向き合い、徹底的に話し合うというちょっと面倒なことをしていかないと、組織はだいたい腐ります。と私は思っています。
貴乃花親方が孤立化したのは本人のやり方が悪い、組織人として失格だという意見もありますが、私はそうは思いません。親方は自分の考えを曲げずにまっすぐの一本道を進んだということだと思います。
わが子同然の弟子たちを手放し、道半ばで角界を去らざるを得ないのは本当に辛い選択だったと思います。相撲協会は貴乃花親方の会見内容について否定していますが、貴乃花親方が嘘をついているようには見えませんでした。

組織の中で、批判的な意見がでたときに、それを封じ込めるのではなく、きちんと向き合い徹底的に議論できるような組織が良い組織だと思います。貴乃花親方の引退は本当に残念だなと思いました。

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