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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

若者の離職率3年以内に3割

新卒採用の3割の若者は3年以内に離職するということはよく言われています。
先ごろ発表された厚生労働省の調査でもそのような結果がでていました。(
参照)
平成27年3月1日から6月30日までの間に新規学卒者として雇用保険に加入した人を3年間追跡して調査した結果がでています。
同調査は平成15年3月の卒業生から行わているようですが、3年以内の離職率はほぼ横ばいで概ね3割です。
事業所の人数規模で大卒者をみてみると、5人未満の57.0%から1000人以上の24.2%まで、規模が大きくなるほど離職率は低いですが、500人~999人でも29.6%とやはりほぼ3割です。高卒の場合、1000人以上を除くと全体的にもう少し率が上がります。
3年目というとひととおり仕事も覚えて年齢的にも20代半ば、体力も気力もありそうだし、これからばりばり働いてもらえると思っているときですから、企業の採用担当者としては頭の痛いところでしょう。
しかし、逆に3割の若者が再就職先を求める、中には起業するような人もいるのかもしれませんが、採用に苦労する中小企業にもチャンスがあるとも考えられます。

 一体、理由はなんでしょうか。同調査では理由は記載されていません。
ネットで検索すると民間の調査結果がでています。調査方法や対象者が書かれていないので、どの程度の信頼度かはわかりませんが、ある程度の傾向はわかると思います。
それによると、自身の希望と業務内容のミスマッチが37.9%、待遇や福利厚生に対する不満が33.0%と続きます。
転職後については、77.3%の人がしてよかったと答えています。
業務のミスマッチで退職していますが、転職先を選ぶ理由として重視するのは、待遇や福利厚生が良いが43.6%、希望する業務が担当できるが37.0%、残業が少ない32.1%と続きます。
最終的に選ぶ理由は、やはり待遇や福利厚生を最も重視するようです。
希望する業務と多少違っても、待遇(多分給料、手当、賞与などでしょう)福利厚生がよければ我慢できるということでしょうか。

転職理由の3位にはいっていたのは「キャリア形成が望めない」でしたが、転職先を選ぶときには「残業が少ない」が3位に入っています。4位には「人間関係のストレスがなく働ける」、その次にキャリア形成できると続きます。
若い人が考える働きやすい職場とは、まずは待遇、福利厚生がよく、自分の希望する業務ができて、残業も少なく、人間関係のストレスもないのがベストということになります。キャリア形成ができればさらによいというところでしょうか。
でも、大事なのは待遇、福利厚生なので、それがよければ、他は多少は我慢できるのかな。
多分、その人のライフスタイルによって変わってくるのでしょう。
私生活を大事にしたい人は、残業が少ないというのがポイントになるでしょうし、お金を稼ぎたい人は待遇が大事でしょうし、若者の意識も多様化しているということだと思います。
これからは、様々な場面で「多様化」がキーワードになるのだろうと思います。
「多様化」にどう対応していくか、企業に問われる時代なんだなと思います。

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