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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

人間のミスに対応できていないこの国のシステム

年金の納付記録ミスが世間を騒がしていますが、昨日新聞の投書欄で雇用保険でも似たような体験をしたという読者の投稿がありました。


その人は1980年代の半ばから99年の1月まで、A社に7年余り、B社に8年余り勤めました。A社からB社に転職したのは同じ月内で失業給付も受けていません。B社をやめた後初めて失業給付の手続きに行ったのですが、A社の記録がすっぽり抜けていて、B社にだけ勤めたことになっていたそうです。

失業給付を受ける場合、過去に基本手当て(いわゆる失業保険)を受けていなければ、違う会社にいた期間も通算して在籍期間を計算することができます。在籍期間が10年未満と10年以上20年未満の人では基本手当ての給付日数が違います。前者は90日、後者は120日です。倒産などの会社都合でやめた人には年齢や在籍期間ももう少しきめ細かく区切られて、給付日数も多くなるのですが、投書の人は自己都合退職のようです。


おかしいと思ってA社に問い合わせたところ、雇用保険資格喪失確認通知書が残っていたそうです。それによると被保険者番号も違う番号が書かれ、生年月日が昭和を表す3ではなく、明治をあらわす1にしるしがあったということで、別人とされた模様とのことでした。


雇用保険も給料から否応なく引かれます。ちゃんと払っていたのに払っていないことにされるのは困るし、これは氷山の一角かもしれないと投書の方は書いていました。


年金の記録ミスもそうなのですが、人間がやることはミスがつきものなのに、そのミスをした時はどうしようかというシステムが構築されていませんね。また、何かひとつが入力ミスなどで違ってしまうと全くの別人として処理されてしまうというのも腑に落ちません。5~6個ある項目のうち4~5個項目が一致する人を検索するなんていうことは簡単にできそうだと思うのですが、そういうシステムにはなっていないんてしょうか。


いずれにしても、保険料を集めるだけ集めていい加減な管理をするなんて許されることではないと思います。これを機会に国は国民から集めたお金は大切な預かり金なのだという意識を今一度思い起こしてほしいですね。そして、少々のミスにも対応できるシステムの構築を急いでほしいと思います。


私たち国民はもうあまり国のことは信用せず、自分のことは自分でしっかりと管理するしかないようです。年金の記録は数年ごとぐらいに確認し、給料明細などもしっかりととっておく、勤めた会社のことなども記録しておく等自衛しないと安心できない世の中になったようです。悲しいけれどそれが現実です。

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