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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる12年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

パワハラの判断

昨日、朝、ながら視聴していたテレビ番組で、明石市長のパワハラについて取り上げていました。
道路拡張計画の用地買収に着手できていなかった職員に対して、立ち退きをしていないビルを「火つけてこい」だの「自分らの家を売って賠償しろ」だのとの暴言の音声テープが報道されて炎上して、市長が謝罪と反省の弁を述べたニュースです。
この音声だけを聞かされると、某元議員の「このハゲーーー」以来のインパクトで、しかも、私は「このハゲーーー」のときもそうでしたが、かなり笑っちゃいました。
当事者は冗談で言ったのではなく、怒っているのでしょうが、何故か、第三者が聞くと笑えることってありますね。
番組のレポーターが取材したところ、これは2年前の出来事で、職員の側は自分も悪いのでパワハラとは思っていないし、怒鳴られた後、20分ほど市長とじっくり話し合い当事者同士の間では納得している事件だそうです。
市長は日頃から激しやすいタイプだそうですが、それが原因で心身が不調になったような職員はいないそうです。 

この市長は、 学歴、経歴、保有資格、どれもこの社会では超一流とされるような内容です。
市長になってからは、中学生までの医療費無償化、第二子以降の保育料無料化、離婚して養育費を払わない親に代わって養育費を立て替える、など子育て支援に力を入れて、人口減少だった市の人口を増加に転じさせています。
その他にも、犯罪被害者に対する支援など、市民のための政策を実現しています。
これらのどれも行っていない市もたくさんありますよね。
このテープをメディアに提供したのは誰だかわかっていませんが、怒鳴られた職員ではないそうです。
しかも2年前の話を何故?と思っていたら、今年の4月に改選選挙があるそうで、なんとなく、臭うような臭わないような・・・。

しかし、報道というのは本当に凶器です。事件の一部を切り取って報道すると、当事者が悪にも善にもなってしまいます。
私は怒鳴る人は嫌いだし、これを「熱血」などと支持するつもりは毛頭ありませんが、この市長は55歳だそうですから、若干、バブル期のイケイケドンドンを経験していて、「熱血漢」としてずっとやってきたのかな、今風に言うとそういうキャラになってる人なのかなと思います。
私の若かりし頃も、そういう熱血っぽい上司がいましたね。言ってることは正論の場合が多かったですが、怒鳴るなんて当たり前にやってた時代があるんです。それをひきずる昭和時代のおやじというイメージでしょうか。
今や、平成も終わりに近く、学生スポーツの指導者もそういうタイプは古くさくなりました。
市長には、大坂なおみさんのようにセルフコントロールを覚えていただいて、職員とも円満に話をする関係性を築いていただきたいものです。

厚生労働省が発表したパワハラの定義によれば、職場での優位性を背景に「業務の適正な範囲を超えて、精神的肉体的苦痛を与えるまたは、職場環境を悪化させる行為」ですから、少なくとも、怒鳴るのは職場環境を悪化させていますので、定義上はパワハラになるかなと思いますが、それだけではなく、やはり日頃の関係性がどうだったのかなども含めて問題になると思います。
厚生労働省ではパワハラの雇用管理措置について法制化を目指しているようですから、今後、このような問題がいろいろ出てくるのだろうか、ちょっと厄介だなと思いました。

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