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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

エネルギーをそがれる若者たち

 このところ、朝日新聞の朝刊で、安倍政権を支持する若者層が何故現政権を支持するのか取材したことをまとめている特集があります。
昨日は、ベンチャー系のマーケティング会社で働く20代男性、今日は、「自分は貧困層だと思う」と語る30代男性。どちらも政治に期待することは何もないと考えていて、野党に変わっても特によくなるとも思えないので、それなら自民党のままでいいと考えていると記事にありました。
特に、今日の30代男性は、ブラントショップの深夜の掃除のアルバイトで、5時間働いて7000円ほどの賃金、コンビニで買う弁当とビールが唯一のぜいたくと語っています。
地方の高校卒業後、塗装の仕事で自動車会社で働きますが、リーマンショックのときに雇止めされて東京にでてきて、現在の生活は6年ほど続いているそうです。
東京五輪後に失業するかもしれないと、ハローワークにも通っています。
彼はいわゆる非正規雇用者ですが、そうなったのは自分の責任であり、政治や社会の仕組みの問題とは考えていないようです。

というか、そういう思考が身についていない、もしくは 日々の生活がやっとで考えるエネルギーすらないのかもしれないと思います。
非正規雇用者が増えたのは、企業を抑制しようとしなかったり、派遣の業種の拡大など、政策的な側面もあると思うのですが、だからと言って、政権が変わり、今よりひどくなったら困るから変わらないでいいと語っています。
記事によると、このように貧困層と思われる若者ほど自民党を支持しているそうです。
本当にそうなのか、私にはわかりません。政権に批判的な体質の新聞記事ですから、どのぐらいの数の人を取材したのかも定かではありませんし。

感じたのは、この若者の置かれている過酷で悲惨な状況、当人はそれほどまでには感じていないと思いますが、私にはそう感じられます。
何が悲惨かって、考える精神の自由が奪われているように思うからです。
自分のおかれている現状について、満足はしていないけれど、ある程度仕方ないとあきらめてしまっていて、何か変えようとか、どうしたらいいのかとか、考えるエネルギーがそがれているように思うからです。社会や政治にはまったく目がいかないし、目を向けようともしない。
多分、それが貧困の恐ろしさなんだろうと思います。考える力を奪ってしまう。どうしたらいいのかなー
このような若者も仲間がいればもしかしたらエネルギーが湧いてくることもあるかと思います。都会の中でそういう場があれば違うのかもしれないと、
どんよりとした梅雨空を見上げるのでした。

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