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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

なんでこうなった?年金騒動を考える

このところの年金騒動というのは、社会保険庁のずさんな管理が明るみに出て、国民が「自分の年金は大丈夫だろうか」と不安にかられたということが大きいと思います。


私は開業前に社労士の予備校で知り合った友人の紹介で、ある勉強会に一度だけ出席したことがありました。時間とか、場所とかの関係で、続けることはできませんでしたが。


メンバーはいずれも社労士試験の合格者で、将来的に開業を考えている人達で、当時は社会保険事務所の窓口で年金相談にあたっているという人も何人かいました。その時既に、「入力のミスが多いよ」という話を聞いていました。

名前をカタカナで入力するため読み間違いが多い、また、男女の区別のつきにくい名前の人をよく確かめもせず適当に入力して男女別が間違っている、何故か昭和と明治を間違えている等、等、あってはならないミスばかりです。


ただ、人間が入力している限りこういうミスはあり得るんですね。そういう時にミスを見つけて迅速に修正するというシステムが全然ないんでしょう。


一番いけないのは、透明性が欠けていたということだと思います。


年金保険料の納付記録を全ての加入者に年に一度送って、違いがあったらそれを記入して送り返してもらうというようなことをしていたら、早い段階でミスを見つけることができたと思います。まさか、これほどずさんな管理をしているとは国民の側は知りませんでしたから、国がちゃんとやってくれているだろうと、国民もあまりそういうことを言及してこなかったということもあるかもしれません。


 年金記録については、遅ればせながら来年度から「年金定期便」制度をスタートするらしいので、今後は納付記録を見ておかしいと思ったら早い段階で修正を要求することができるようになるでしょう


数年前ぐらいだったでしょうか、本来政府の別の財布から出すべき年金に関する事務費についても、保険料からまかなうというような勝手な法律を作り、交際費やら高級公用車やらに浪費していたということがわかった時に、もっと徹底的に調べ上げていれば、ずさんな管理体制がわかったかもしれません。わかっていたのかもしれませんが、明るみに出ると大変なことになりますから、隠したのかもしれませんね。


そういう点では、野党も甘かったのかなあと思います。


昨日出席した自主研究会の例会の後の飲み会の席上、「こうなったのは国民のせいでもあるよ」とある会員が語っていました。


確かに、グリーンピア○○などが保険料の無駄遣いとして問題になりましたが、何となく立ち消えになってしまった感があります。国民がもっと自分たちの老後の大切な生活費を預けているんだという意識を持って、監視体制を強めていたら社会保険庁ものんべんだらりと仕事をすることができなくなっていたかもしれません。


ただ、個々の国民が何かおかしいと感じていても、なかなか個人ではどうしようもないんですよね。結局政治の問題だと思います。皆様、選挙だけは絶対行きましょうね。


年金制度に対して不信感が広がっていますが、では、庶民にとって他に代わる制度があるだろうかと考えた時、長期に渡って安定的に取引のできる民間会社なんてないだろうし、物価スライド制を適用していますから、その時代の貨幣価値が反映されるという点でも、公的年金に勝る制度はないと思います。


今、問題が一気に噴出したことは今後のためにかえって良かったと思います。国民が自分の問題としてしっかりと考えるきっかけになったと思いますから。この騒動がいろいろな意味でいい方向へ向かってくれることを願うばかりです。


 


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