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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

ワーケーション? うーん・・・

 新型コロナ感染症について、ニューヨーク州などでは、いつでもどこでも誰でも無料で検査ができるようになっているそうです。
検査をできるだけ継続的にして陽性となった人は隔離するなどの対策で市中に出歩かないようにしてもらう。街中にいるのは陰性の人だけという状況を作れば、みんなが安心して通勤も買い物も旅行もできて経済は回っていく。これが世界の潮流です。
日本は何故かそれをしようとしないし、そんな話が聞こえてきません。検査が難しく擬陽性というのが相当数あり、その人を隔離すると人権問題になるなどという理屈をつけている人がいるようですが、憲法では、個人の生命、自由等は、公共の福祉に反しない限り尊重されるという条件付きです。また、ハンセン病の苦い体験があり裁判になると負けるなどという話もされていましたが、一生隔離され、隔離する必要もない病気であるとわかってからも隔離し続けたというところが問題になったのであり、ハンセン病とは全く違うと思うのですが。
また、最近、地方ではクラスターを早く感知するため、患者が出るとその周りの人をかなり広範囲に検査しているらしいですが、擬陽性などの問題は聞いたことがありません。
陽性の人が陰性に出る場合もあるとのことですが、なんでも100%を求めたら何もできないですよね。
というわけで、ある人が「もはや犯罪者」とメールに書いてきて思わず笑いました(笑ってる場合じゃないですが)。
そんな中、菅官房長官が「ワーケーション」なるものを推進したいと言っていると報道されました。

 コロナ禍で困窮する観光業などを助成する策のようで、テレワークの旅行版とも言うものをやりたいようです。
テレワークはいつでもどこでも「今いる場所が仕事場」というのが究極の考え方ですが、企業の労務管理から言ったらこれはそう簡単なことではありません。
テレワークにも労働基準法をはじめとして各労働法が適用となります。遊びに行った先で仕事をするというのは、休暇中に仕事をすることらしいですが、労働時間管理が極めて複雑になります。
有給休暇については各労働日単位で考えますから、休暇の途中に仕事を入れるなどという想定はしていません。
「ワーケーション」は短時間仕事をした労働日となるのでしょうか。その日はみなし労働時間制を使う?今、通信機器の発達でどこにいても会社との連絡が可能であり、会社とやりとりができ、会社の指示を受けながら仕事をするのであれば、みなし労働時間制はまず使えません。
使用者が労働時間把握義務を果たすためには、システムの構築とそれに伴う必要な機器の導入、社内規程の見直しなどが必要となるでしょう。

個人的には休暇と仕事をいっしょくたにする働き方には反対です。仕事を休むときは思い切り休んでリラックスするべきだし、労働法上の「休暇」とはもともと「労働義務を免除される日」であり、休日とは「労働義務のない日」です。
そんな日になんで働かなくてはいけないのでしょうか。
私には、政府の人たちが何を考えているのかさっぱりわかりません。
コロナ禍の影響により地方の医院が倒産したというニュースもでている今、この時、やることは山積していると思うのですが・・・。

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