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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

非正規雇用の女性が苦境に

コロナ禍は災害とか戦争とか言われますが、その割にこの国のリーダーやその周りの人たちの危機感は伝わってきません。危機対応能力への疑問すら感じます。そして、露呈したこの国の様々な悪いところ。
諸外国に比べてデジタル化が遅れている、病床数は相当数あるのに対応できていなかった医療体制、ほとんどの人が使わなかったマスク配布等、税金の無駄遣い。今般の緊急事態宣言における飲食店への給付金も一律のため、給付金バブルで通常より大幅に黒字になる小規模店がある一方、まったく焼石に水状態のお店もあるとかで、つくづく税金の使い方が下手だなと思います。
一律にしないと事務が煩雑となり給付が遅れるからというのが言い分のようですが、昨年の一回目の宣言下ならいざ知らず、何か月もたっているんだし、ウィルスの性質上冬には感染者が増えそうだということはわかっていたことですから、危機に備えて積み重ねた知見をもとにシステムを構築しておくべきだったのではと思うのは私だけ?
だって、公金の投入なんですから1円だって無駄にしてはいけないですよね。
とまあ、いろいろ出てくる疑問、不満、不平ですが、たまたま昨晩みていたテレビのニュース番組では、労働者のうち、もっとも影響を受けて貧困に陥ってしまっているのは非正規雇用の女性だとしていて、それも社会の考え方やシステムが影響していると報道していました。


前首相は「女性が輝く社会」とか「一億総活躍社会」とか 掛け声をかけていましたが、現状はコロナ禍により真っ先に雇用調整のため雇止めされ、貯金もつきて途方にくれる女性や、家庭内でいらいらを夫にぶつけられて暴力被害に遭う女性が増えていること、さらには自殺するという最悪の選択をする女性も増えていることが統計からわかると番組では語られていました。
それについてコメントしていた方(男性)が、ながら視聴なのでお名前とか肩書とかわからなかったですが、もともとの社会構造に大きくかかわっているという解説をされていました。
女性が社会進出していると言っても男性に比べて非正規雇用者が圧倒的に多い、それは、女性の場合、家事、育児の負担を男性に比べて多く引き受けている場合が多く、正規雇用でばりばり働くことが難しい状況にもともと置かれているという根本的な問題があること、サービス業などでは女性の非正規雇用者を多く雇って成り立っている部分も多いため、コロナ禍で業績が悪化している業界に非正規雇用女性労働者が多いということがあるなどと話されていました。

随分前ですが、社労士会の研究会でシングルマザーの貧困問題が話題になったときに、「子どもの父親はどこでどうしてるんだろうね? 責任負わせなきゃおかしいよね。」と私が言ったことについて、男性会員の反応は何故か鈍かったことを思い出します。
男性諸氏は非正規雇用女性労働者の苦境が多分よくわからないのかもしれません。男性だっていろいろ大変だよと言われそう。
それではだめ。分断になっちゃう。分断にならないためには、自由に思うところを言い合えて互いの状況を理解するようにまずは努めること、そして考えること。わからなければさらに話し合うこと。そして考えること。めんどくさいけれどこれを根気よくやれる社会が民主主義であり、良い社会なんだろうと思います。
おりしも、今朝はアメリカ大統領の就任式が大きく報道されていました。分断の根は深いようですが、レディ・ガガの国歌熱唱は素晴らしいなと思いました。熟練政治家の大統領と初の女性副大統領のもとで少しでもアメリカの分断が解消されたらよいなと思いました。


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