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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

社労士試験よもやま話(3)

昨日社労士試験の思い出話を書くので、久しぶりにある受験予備校のHPをのぞいてみたら、何やら大変なことになっていたのですね。http://www.ide-sr.com/kekka/2006/shiken-center-happyou2006.htm


9月29日の発表ですから試験から1ヵ月もたってから、択一式の1問がダブル回答(×の肢を一つだけ選ぶべきところ、作問ミスで二つ×ができてしまい、二つを正解とする)を認めると発表しました。他の科目のもう1問は静岡会場の受験生だけダブル回答を認めるとのことです。

何故静岡会場だけかというと、誤植を受験生に伝えなかったからだそうです。


「うーん、何だかなあ」と、怒りよりむしろ力が抜けてしまった受験生が多かったのではないでしょうか。


私が受験した平成15、16、17年と毎年作問ミスがあり、全員正解にしたりダブル回答にしたりということがありました。今年もまたという感じですね。しかも発表が遅いのは何なのでしょうか。


択一式は7科目70問の5肢択一ですから全部で350個の問題文が作られるわけです。


社労士試験をよく知らない方は、それなら1個や2個の文章がちょっとおかしくなるのはしょうがないかもと思われるかもしれません。でも、受験生にとってはその1個、2個が合否を分けてしまう可能性もあるのです。


ここ数年問題文が長文化して、昨年は全部で57ページもありました。それを3時間半で回答するわけですから、単純に計算すると3分で1問(5個の文章の正誤を判断する)、見直しの時間など考慮すればもっと速く回答していかなければならないのです。


「答えは一つ」という大前提のもとに判断しているわけですから、二つの正解があるとしたら、その問題は大いに悩むことになるはずです。しかも10問中4問以上は正解しないと、どんなに他の科目がよい点でも不合格となる基準点の壁があります。とても歯がたたないような難しい問題はいわゆる「捨て問」にするとしても、とれそうな問題はとにかくくらいついて1問でも2問でも正解を拾うという気持ちでいないと、1点に泣くということもあり得るわけです。


ですから、「答えは一つ」という大前提が崩れているような問題は、受験生にとっては、大迷惑な困った問題ですよね。本来5肢択一の形式をとっている試験ではあってはならないし、試験問題の精査は慎重を期してほしいと思います。


何故、毎年のようにこんなミスがあるのかなと不思議です。


現役の社労士の方は、受験生を指導している方は別として、あまり試験問題など気にしていない風にお見受けします。


「最近は試験問題難しいらしいね」などとおっしゃる先生が大半で、多分試験問題を細かくチェックしたりはしていらっしゃらないと思います。お忙しいということもあるのでしょうが、現役の社労士の方たちが試験を社労士業界の一大イベントとしてとらえ、もっと興味と関心を持てば、ミスは減るのではないでしょうか。


税理士や司法書士に比べてまだまだ認知度の低い社会保険労務士を世間にアピールするチャンスなのですから、社労士業界全体が試験にもっと関心を持つべきだと考えています。社労士の方たちが自分たち業界の全体の問題として、こぞって試験問題を注視するようになれば、ミスは許されないという雰囲気が生まれるでしょう。


私も一人前の社労士になれたら(今はヨチヨチ歩きもおぼつかないので)試験のことを業界の中でもっと発言したいなと心ひそかに思っています。


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