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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「年金をもらう」という言い方はおかしい。

「年金をもらう」という言い方にずっとひっかかりを感じていました。


メディアなどでもよく「請求しないともらえない」という言い方をします。「もらえない」というのはなんか変ではないですか?


年金はきちんと保険料を納めた人が当然受け取れる権利であり、誰かに「もらう」ものではないからです。ちなみに広辞苑には「貰う」というのは①贈り物を受ける ②人に請うて自分の物とする等の意味とあります。


私も以前はわかりやすいかなと思い、抵抗を感じつつ「もらう」という言葉で説明したりしていましたが、これからは「受け取る」という言い方に変えたいと思います。

確かに今の年金制度は自分の納めた保険料を積み立てておいて、そのまま老後に受け取るというシステムではありません。現役世代が納めた保険料が年金受給世代に回るというシステムなので、「もらう」という言い方が厳密に間違っているとは言えないかもしれません。


けれど、当然の権利を行使する時に使う言葉としてはやはりふさわしいとは思いません。「もらう」という言葉に相対するのは「あげる」ですよね。社会保険庁の職員は自分のお金でもないのに「あげる」という意識がどこかにしみついていたのではないでしょうか。


いろいろたたかれるようになって、窓口の対応もよくなったようですが、以前は年金受給の手続きなどに行っても感じの悪い職員が多かったという話を聞きます。


年金の手続きに行く方は当然の権利を行使するんだという意識で、堂々と請求しましょう。


この請求(申請)主義もなんとかあらためてほしいですね。昨日の新聞の投書欄にも私学に勤めていた方が、基礎年金制度を全く知らず共済年金だけだと思って10年も過ぎていたという話がありました。5年間は遡って受け取れたけれど、5年分(40年加入の満額だと約400万円)は損してしまったということです。


共済組合に加入している方も厚生年金と同様に、国民年金の基礎年金部分は納めたことになるので、資格要件を満たせば受け取る権利があります。しかし「裁定請求書」を提出しないと受け取れないのです。


もしかして、そんな人が他にもいるのかもしれません。平成17年10月からは年金受給年齢の3ヶ月前に裁定請求書が送られてくるようになりましたが、以前はそんなサービスがありませんでしたから。


私たちは年金についてあまりにも無関心過ぎたのかもしれません。制度が複雑でわかりにくいということもありますが、もっと関心を持って行政にものを言っていたらもう少し違っていたのでしょうか。


いずれにしても、「申請主義」は早急に何とかしてほしい問題だと思います。

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