
したところ、「露出度の高い恰好をしていた本人にも責任がある」、「本人が悪い」などという言説がネットにあふれたそうです。
私はそういう言説について直接は見ていませんし、知らなかったのですが、ニュースで知りました。
主催者側は、事態を重くみてビデオ映像などで状況を確認して、「犯人」を特定して刑事事件として届出たところ、当事者が警察に出頭したというところまでが、私が報道で知る一連の出来事です。
この事件で、私が驚いたのは、「そういう恰好をしている本人が悪い」という意見が、ネット上にあふれたらしいということです。
「えーっ? まだそんなこと言ってる人がいるのか」と思いました。
本人の服装に関わらず、同意なく人の身体に触るのは犯罪です。
当該ミュージシャンは犯罪被害者であり、他者に非難されるいわれはありません。
昨日、新聞にある大学の先生が「同意なく人の身体に触るのは犯罪行為で、服装は関係ない」という私が思っていたことと同様のことをおっしゃっている記事がありました。
その先生は非常にわかりやすい例えとして、「鞄が開いているからと言って中に入っている財布を盗んでいいことにはならない」、「鍵がかかっていないからと言って他人の家に入れば不法侵入」というようなことを挙げていました。
「痴漢は犯罪です」というポスターを見たことがありますが、電車内の痴漢もひどい話だと思います。それなのに、服装が悪いという言説がいまだに後を絶たないのはなんでなのかなと思います。
全然世界標準じゃないです。
犯罪行為である以上、やる方が悪いというのが普通でしょう。
この事件について、あるオジイが「ストリップ劇場でストリップ見てストリッパーに触りまくるなんて話は聞いたことないもんなー」と言いました。
そんなことしたら劇場は大混乱だねと思う真夏の昼下がり。
ストリップなんて若い方々はご存じないでしょうねとも思う、かく言う私も観たことはないです。
映画や小説の世界で知るのみなのですが・・・・。
暑さのせいか、まとまりがなくなってきたので、本日はこれまでとさせていただきます。


