
その方の考え方に影響を受けた著名人も多く、松下幸之助氏や稲盛和夫氏などの名前が挙がっています。
もともとその本は我が家の本棚にあったものですが、私は買った覚えがないので多分夫が買ったものでしょう。
人生を生きる上での心がまえというようなことが書いてあるのだと思うのですが、いろいろあってすべて理解しようとしても衰えかけた我が頭脳にはなかなか難しいこともあるのですが、ごく簡単にいってしまうと、すべては心のありようであり、大切なのは心をいつも明るく積極的にしておくというようなことが書かれています。
「明朗颯爽」としていなさいとかという表現なのですが、私なりの言葉で解釈すると、心のベクトルを常にプラスの方向に向けていなさいというようなことかなと思いました。
マイナスの方向に向けてもいいことはないということなんです。
感情のコントロールの仕方というようなことも記載されていて、人間なんだから喜怒哀楽の感情があるのは当たり前で怒りや悔しい、妬ましいなどのネガティブな感情が湧いてくるときもあるのは仕方がないことだが、そこにとどまっていてはいけない。
電車の中から見ている窓の外の景色がどんどん後ろに行ってしまうように、そういう負の感情もどんどん後ろにやってしまいなさいというような表現がされていました。
そして、常に朗らかな気持ちでいるようにということなのです。
それを実践するのはなかなか難しいようにも思いますが、確かに、心にそのことをとどめておくと、不快に思うことがあっても何とかその感情を爆発させることなく、「後ろにやっちゃえ」と思うことができるようになりました。
そして、このネガティブな感情をなんとかポジティブな方向にもっていこうと努力するようになれるのが不思議です。
心というのは複雑だと思っていましたが、意外と単純なんだろうかと思う今日この頃。
折しも、読書の秋到来。まだまだ私は修行?の途中ですが、心穏やかな日々を過ごせるように、少しずつこの本を読み続けたいと思っています。


