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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

65歳以上は高齢者? 敬老の日雑感

今日は「敬老の日」ということで、新聞には65歳以上の「高齢者」が2700万人余りで、人口の21.5%を占め過去最高を更新したとありました。


20代30代ぐらいの方から見れば、確かに65歳は、というより55歳以上ぐらいから「高齢者」という感覚があるかもしれません。私も若い頃そうでしたから。


でも、実際、だんだんと自分がその年齢に近づいてみると65歳以上を「高齢者」でくくってしまうのには、いささか抵抗を感じます。

私の回りを見回しても60代半ばぐらいの方は、まだまだ元気だし若々しい方が昔に比べ増えていると思います。


ひとつの考え方としては、年金受給世代になり多くの人は退職して社会の第一線を退くのだから、「高齢者」でしょうということになるのかもしれません。


しかし、先週の雇用対策法の改正の記事でも書いたように、能力や体力などは年齢で判断することはできません。年齢で線引きをして、その人の持つ可能性の芽を摘んでしまったり、意欲を失わせるようなことをするのは良い社会とは言えないと思います。


言葉というのは不思議な力があり、あまり「高齢者」「高齢者」と言われると、本人も何となく「もう年なんだから」という思考に傾く可能性があります。せめて、「高齢者」というのは70歳以上ぐらいからにした方が、現実の感覚に合うのではないかなと思います。


先日、新聞の投書欄で定年退職後、介護の勉強をして療養型病床のある病院で介護の仕事をしていらっしゃる男性の投書がありました。寝たきりの方のお世話を家族がするのは、介護保険などを使っても無理がある、社会全体でお世話をするのがよいだろうとの考えをお持ちのようでした。


それには、若い人ばかりではなく自分のような世代の近い人間の方が多少体力的には劣るけれど、お年寄りと話も合うし、いい面もある、リタイア後なので、それほど収入についても気にすることなく働けるということで、元気な「高齢者」の一つの生き方だし、見識だなあと思いました。


とかく、年齢の高い人は若い人に比べて労働生産性が落ちると考えられがちですが個人差が大きいですし、労働生産性というのは当ブログの過去記事(参照)でちょっと書いたことがありますが、個人の努力というより、企業の設備投資や組織運営などに負うところが大きい面があります。


元気で意欲、能力のある方には年齢に関係なく、適正な仕事をしていただく、「高齢者」の側も仕事を持つということ以外にも積極的に社会参加していこうとする意識を持つ、などが今後の高齢化社会をよくしていくためには必要だと思います。


そのためには、あまり早くから「高齢者」扱いしないということも大事なのではないかと思いました。

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