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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

やはり労働者は団結すべき。非正社員の団結の成果

2、3日前の新聞記事ですが、「ワーキングプアの春闘」と言われた、非正社員の方たちが結成した労組の団結の成果が掲載されていました。


昨年、偽装請負が大きく社会問題化してから、労働者自身が自分たちの置かれている状況に気がつき、少しでも労働条件をよくするためには、団結するしかないと、派遣社員や請負社員による労組の結成が相次ぎました。


非正規雇用であるがために、同じ仕事をしていても正社員と大きく収入に差があり、気がつくと「ワーキングプア」の状態、またはそれに近い状態になっていた人たちが中心となっています。

大手人材派遣会社から自動車会社に派遣されている人たちの「団結の成果」は、勤続1年となる人の時給が100円アップしたこと(1250円になった)や、日給のため5月や8月は極端に減収となっていたわけですが、3万円の手当てを出してもらえることになった、宿舎の居室に鍵がなく、防犯面やプライバシーの問題となっていたが、取り付けが始まったことなどです。


また、自己負担だった作業服の無償支給、寮費の引き下げなどでも合意したそうです。ざっと見ても鍵がないだの、作業服が自己負担など、これらの労働者は理不尽なことを押し付けられて働いていたんだなあと、想像がつきます。


でも、仕事がほしいし、日々の生活に追われておかしいと思いつつ我慢して働いていたのかもしれません。労組を結成して団結して使用者側と交渉できるようになったのは本当によかったと思います。


その他の「成果」としても、大手派遣会社が日雇い派遣に対する不透明な天引きについて、創業時に遡って全額返還すると表明したりもしました。一方、時給アップの要求に0回答だったり、団交拒否されたりという事例もあるようで、全てうまくいっているというわけではないようです。


それでも労働組合であれば、会社が団交拒否した場合などは労働委員会に救済の申し立てができますし、あっせんも受けられます。個人では会社と交渉することさえ大変でしょうから、やはり労組結成の意義は大きいと思います。


それらの経過の中で組合員が増えた労組もあるそうです。


非正規雇用者に対して、既存の労組は無力だったというのが大方の説ですし、何もしなかったのは事実なのでしょうが、長い歴史の中で団結して労働組合法を現実に使ってきたという功績はあると思います。それらの積み重ねがあったから、非正規雇用者が団結した時にスムーズに力を発揮することができたのでしょう。


いずれにしても、「労働者よ、団結せよ!」という言葉はいつの時代でも正しいのだと思います。


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