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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

猿真似はやめてほしい フィンランドに注がれる熱い視線

子どもたちが小さかった頃、「ムーミン」というアニメが人気でした。私は一匹狼的な旅ガラスともいえるようなキャラクターのスナフキンが、断然好きでした。


そんなムーミンの作者はフィンランド出身の人です。今、このフィンランドの教育に日本の教育関係者の熱い視線が注がれているそうです。


それというのも、先頃、3回目の結果が発表された国際的な学習到達度調査で、1回目から常にトップクラスを維持しているからです。対して、日本は、読解力では参加57カ国中15位、応用力でも10位(数学)6位(科学)と振るわなかったからということのようです。しかも、続落傾向が続いているため、教育関係者は危機感を持ったようです。

参加が57カ国あることを考えれば、真ん中より上だし、「そう目くじら立てるほどのことでもないんじゃないの」なんて言ったら、どこかからお叱りを受けるのでしょうか。やはり、トップクラスでないと面目が立たないということなのでしょうか。


だって、フィンランドと比べて肩を並べようなんて、かなり無理があると思いますよ。


報道の範囲でしか知りませんが、フィンランドではまず教育に金がかからない。小学校から大学まで全て無償、親の経済力に関係なく能力を発揮できる機会が均等に与えられているということですよね。


教師の質が高い。教師は全て修士号を取得していて、同じ学校に長く勤め続けて、責任も権限もあるということです。


教育のカリキュラムも違う。「読む」、「考える」が基本。無理に暗記せず自然に覚えてしまうようになっている。高校生ぐらいになると、試験前は分厚い本を何冊も読み、試験はそれを前提とした記述式。英単語帳など存在せず、歴史の年代などが試験に出るなんてあり得ないんだそうです。


ちらっと、そういうことを耳にするだけでも、いかに「教育」というものを重要な国の柱として、長い期間かけて人間を熟成していくものだということを、国がよくわかっているという印象を受けます。


日本よりちょっと小さい国土の中に、たったの528万人しかいないこじんまりとした国、湖と緑の豊富な自然豊かな国、そんなイメージですが、どういう人間を育て、どういう国にしたいのかというビジョンがしっかりしているんでしょう。


教育が無償のため税金は高いということですが、日本は近年、盛んに「小さな政府」ということを言っています。福祉や教育の面も「自己責任」「自助努力」などという言葉を持ち出しますね。果たして、本当に「小さな政府」で国民は幸せになれるのかというところから、考えていかなくては、うわべだけフィンランドのマネをしようとしても、うまくいくわけないと私は考えています。


 

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