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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

検査器具も保険対象にしてほしい C型肝炎の集団院内感染雑感

昨日、C型肝炎がらみの記事を書いたばかりですが、今日の朝刊に神奈川県の公立病院で、本来使い捨てすべき器具を交換せず使い回した結果、C型肝炎の集団感染があったと報道されていました。

心臓のカテーテル検査を受けた患者が、取り扱い説明書には1回ごとに廃棄するよう記載のある器具を交換しないで使い続けた結果、5人がC型肝炎に感染し、さらに18人に感染の疑いがあり、検査を呼びかけているとのことです。

担当の臨床工学技師(そんな職種があるの初めて知りました)は、「手術が立て込んでいて忙しかったから」と説明しているとのことですが、感染源となった患者については、C型肝炎患者であるということが事前にわかっていたそうですから、その後に検査する人について、当然感染しないような厳重な配慮が必要なはずなのに、「何で?」と首をかしげてしまいます。

病院側の説明によると、「長年同じことをやっていたようだ、慣れから交換しなかったようだ、徹底的に改善する」ということですが、うーん、信じられないほどお粗末ですよね。だって、C型肝炎というのはそんな生易しい病気ではないんですよ。今回のC型肝炎訴訟の原告団の話などがメディアで大きく取り上げられましたが、治療そのものも時間がかかるし、副作用の辛いものだそうですし、うまくいかなければ肝臓がんへと進行して生命の危機にさらされるのですから。

 

その使い捨ての器具は1個4600円で、医療保険はきかず病院側の負担になるそうです。「出費を抑えるためではないか?」記者会見でのそんな疑問に病院側は、「忙しかったから」と答えて、その疑問については答えなかったそうです。

 

もし、その器具が医療保険の対象になっていたら、病院側の負担が0だったら、と考えると、もしかしたら使い捨てがもっと徹底されたかもしれないという思いも湧いてきますね。この病院は公立病院ですが、私立の病院であればもっと採算を考えるでしょうから、今回のようなことは、知らない間に起きているのかもしれませんね。少なくとも、肝炎に感染していないことがはっきりしている人の使った器具については、「安全だから、使い回しちゃおう」なんて、病院側が思っても不思議ではないですね。そう考えると、恐ろしくて検査も受けられませんよね。

 

単純な健康診断ではなく、異常があって検査を受ける場合は、当然医療保険の対象になるわけですが、使い捨てすべき器具は対象外というのは初めて知りました。そういうことも含めて「検査」になるのではないかなと思っていました。医療費を何とかして減らしたいというのはわかりますが、今回のようにひとたび感染して肝炎になると、治療には莫大な費用がかかるはずです。それに比べたら器具の代金などはわずかなのですから、厚労省も「使い捨てを徹底しなくちゃだめでしょ」と、指導するだけではなく、そんなことも少し考えてみたらどうなんだろうと思います。

 

医療費の無駄が多いとよく言われますが、患者のためになる「無駄」なら国民は納得すると思います。医療費に限らず税金等の使い道についても、「これが無駄でこれは必要」という詳細な情報がなかなか公開されません。何となく、「収入が少ないんだから、あんたら我慢して」という感じで、国民の生活に密着した部分の支出が削られていく、というのは面白くないですね。

例によって話が脱線してきましたので、今日はこれまでと致します。

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