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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

メンタルヘルス

昨日、職場におけるメンタルヘルスについての講習会に参加しました。


講師は埼玉県各地の労働基準監督署長を歴任された方です。職場におけるストレスを調査するとともに、精神医学についてかなり深く勉強なさった方です。精神科医や心理学者、宗教家、社会保険労務士などの専門家とともにメンタルヘルス研究会を作って研究の成果を本になさいました。


それに基づいて講習が行われ、私も参加させていただいて大変勉強になりました。

まず、メンタルヘルスと一口に言っても非常に奥が深く、簡単には会得することができないということがわかりました。職場におけるメンタルヘルスというと、労務管理の部分で社労士の守備範囲ではありますが、心理学や医師などの専門家の助けなしでは安易に取り組めるテーマではないなあというのが、私の素直な感想です。


そもそも、何故メンタルヘルスということが問題になるかということなのですが、労働の現場に身を置いていらした講師の先生の感覚でも、確実に精神障害を持つ労働者が増えているということです。一説によると事業所においては、40人に1人ぐらいは精神障害のある労働者がいるとのことです。原因はやはりオフィスのIT化と無縁ではないそうです。


パソコンの普及によりA4用紙一枚の文書を作成するのに、昔なら半日かけてもよかったところが、今や15分程で作成することを求められます。さらに携帯電話の普及による通信手段の発達や、新幹線等の交通手段の高速化が拍車をかけます。外にいても携帯電話で管理され、以前なら泊まりだった出張も日帰りが常態となってしまったからです。


私見ですが、人間の身体というのは長い間アナログな世界のスピードに慣れていたと思います。人間の五感も雲の流れをながめ、風の音に耳を澄ませるなどして発達してきたと思います。長い歴史の中で培われてきたものが、10年や20年で即座に変わることができるとは思いません。私たちは機械のペースなんかに合わせられないのです。でも、否応なくIT化は進み通信手段も交通手段もどんどん発達していきます。


もちろん、私はそれらを否定するつもりなんて全然ありません。それどころか大きな恩恵を受けていることを自覚しています。


そうであるならば、機械とうまく付き合いながら自らの心の健康を守っていくしかなさそうです。人によって違うのでしょうが、私は自然に触れるということが心の健康にはいいように思います。人類は何万年もの間自然の中で生きてきたのですから。


特別にどこかに出かける必要はないと思います(出かけられれば一番良いのでしょうが)。外に出て空を眺めたり、散歩して家々の庭の草花を眺めたりするだけでも随分五感が生気を取り戻すと思います。


物心ついた頃から携帯とインターネットを空気のようにして育った今の中学生ぐらいの少年少女達が大人になる頃、本当の意味でオフィスのIT革命が完成するのでしょうか。


そんな時代がいいのか悪いのか私にはわかりません。昨日の講師の先生は、心を健康に保つには「頭空っぽ、ノーテンキ、それが一番いいです」とおっしゃっていました。



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