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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

もしも「ねんきん特別便」が届いたら。

この連休中に友人を訪ねた時、「ねんきん特別便がきちゃった。どうすればいいの?」なんて聞かれました。正確には既に年金を受給中のその人のお母さん宛にきたものなのですが。

へぇー、結構身近にあるんだなあと思い、後学のために見せていただきました。

「ねんきん特別便」については、過去記事に概略を書きましたが、(参照) 実際に実物を見たことはありませんでした。

薄い青色の横長封筒の表の下の方に比較的大きい文字で『「ねんきん特別便」です。』 と書かれています。中には、厚生労働大臣舛添要一氏の多分直筆をコピーして印刷したものだと思いますが、サインがあります。一応の「お詫び」と、5000万件の中にあなたの記録と結びつく可能性が高い記録があるので、よく確かめてくださいというようなことが、書かれています。

 

同じ紙面で記録の見方や今後の流れについての記載がありますので、それを読めばだいたいはわかるようになっています。あとは問い合わせ先として「ねんきん特別便」の専用ダイヤルのことなども書かれていますから、わからないことは電話で聞くのがよいということですね。

あとは、本人の記録があり、訂正がない場合は同封のはがきで「訂正がない」を○で囲んで郵送する、訂正がある場合は社会保険事務所へ来所するようにと書かれています。

 

さて、友人の場合はお母さんがお元気なので問題はないのですが、ご高齢の方だと、ご病気等でご本人が社会保険事務所へ行けない場合もありますよね。その場合にはご本人が署名捺印した委任状があれば、家族等代理人が窓口で手続きすることができます。本当はその辺まで「ねんきん特別便」に書いておいてほしかったですが、それは書いてありません。電話で聞いてということでしょうか。

なお、委任状の書式は自由ですが、社会保険庁のHPからもダウンロードできます。

 

その辺までは、私も知識としてありましたが、さらに考えてみると、お年寄りの場合、重度の認知症とか、脳こうそくの後遺症とかで、自分で署名捺印できない、あるいは意思確認が難しい、そんな場合はどうなるんでしょう。

社会保険庁のHP には、そこまでは書いてありません。

これまた後学のためと思い、「ねんきん特別便専用ダイヤル」に、先ほど電話で問い合わせてみました。

 

連休明けで混んでるんだろうなと思いきや、すんなりつながりました。「ねんきん特別便専用ダイヤルの○○です」と名字を名乗りました。「埼玉県で社会保険労務士をしている鈴木と申します」と言うと、かすかに身構えた気配で「このお電話ではご本人以外の方には記録はお教えできないんです」とおっしゃいます。

「手続き上のことで教えてください」とお話して、本人の意思確認が難しい場合のことをお尋ねすると、「本人の意思確認が難しい状況で委任状が作成できないという証明書があれば、委任状がなくても大丈夫です」とのことで、医師などの診断書があればよいということです。

 

ということで、ちょっとしたきっかけでしたが、私も少し勉強になりました。

なお、「宙に浮いた年金」については、時効が撤廃され(過去記事参照) 受給権を得た時に遡って全て一時金として支払われます。70代、80代の方ですと、わずかな記録でもそれなりにまとまった額となりますので、ご本人がご病気等で手続きができない場合は、ご家族の方が是非サポートしてあげてください。

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