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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

代理出産

代理出産は、出産経験のある私としては気になるニュースの一つです。


子供がほしくてもできないという悩みは切実だと思いますが、第三者に大きなリスクを負わせることになる代理出産には疑問を感じます。


代理出産によって誕生した子を実子として認めるよう裁判を起こしている女性タレントが、テレビで「○○(夫の苗字)の遺伝子を残したいんです」と真顔で言っているのを見たとき、軽い眩暈を感じました。

あれもしたい、これもしたい、まだお金で買えることだったら本人の裁量の範囲だと思いますが、生命という根源的なお金で買えない分野まで、個人の欲望が増殖してきたのです。「欲望の行き着く果て」なのだろうかと、愕然としました。


出産というものが、どれだけの負担を妊婦に強いるものか、あまりその辺のことが語られません。私はもうずいぶん前の自分が妊婦だった頃を思い出してみました。


タバコ(私はもともと吸いませんが)はもちろん、酒もだめ(酒飲みの私にはとても辛い)、偏食せず栄養をしっかり管理して、太りすぎないように暴食するな、人ごみに行くな、ホラー映画を見るな、変な音楽やテレビを見るな、ころばないようにハイヒールをはくな、風邪ひいても薬飲むな。自転車乗るな、重いもの持つな、その他いろいろ生活の制限は数々ありました。


お腹が大きくなる最後の3ヶ月間は、思い切りがーんと畳の上に倒れこんで、大の字に寝たいナーと思っていました。「腹ばいになってビール飲みたーい!」とも。とてもそんなことはできず、いつも「シムズ氏の姿勢」と言われる妊婦が楽に寝られる姿勢しかできませんでした。


娘を出産した時は私にとって二度目でしたが、総合病院で一日に5~6人生まれるような病院でした。陣痛が起きていましたがまだすぐ生まれるほどではないということで、分娩室には入らず隣の部屋で前の方のお産が済むのを待っていました。なかなか生まれないようで、とうとう「じゃあ、私がお腹に乗っかりますからね」と先生(男性)の声がした時は心底びっくりしました。「ひぇーっ、そんなことされるの?ホンマカイナ」と思いました。


私はそんなこともなく無事生まれましたが、お産というのは本当に大変だなあというのが感想です。事故になる可能性もあり産婦人科医になり手がいないという問題も起きています。まかり間違えば生命に危険があるのですから。


そんな様々な負担を他者(親子、姉妹であっても)に強いてまで自分の遺伝子を残すという発想は、私には受け容れ難いものがあります。


ただ、自分の子が欲しいというところで思考停止している人たちには、その方法があれば、わらをもすがる気持ちで飛びついてしまうということはあるのだろうと思います。生まれてきた子の気持ちはどうなんだろうとか、そういうことも含めてしっかりと議論を深めてほしいと思います。


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