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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「全てのものには理由がある」自分で知ることが大事

「全てのものには理由がある」

これは、昨年私が大笑いしたCMの中での犬の「せりふ」です(過去記事参照)

そしてこの「理由」というのは、自分の考えもつかなかったような場合が意外に多いものです。それを知らずに自分であれこれ憶測をしていた時には、関係者に対して「とんでもない人だ」とか「もう絶対付き合うもんか」なんて思って、勝手に1人で腹を立てたりします。

でも、思い切って自分のわだかまりを相手にぶつけてみると、相手は「それはこういうことなんだよ」といきさつを話してくれます。

「そう、そういうことだったのか」と意外な理由に納得したりします。

過日、ある先輩社労士から「鈴木さん、よく勉強してるし就業規則の見直しちょっと手伝ってくれない?○万円でやってくれないかな」

と頼まれ、○万円は少し安いかなとも思いましたが、勉強にはなるだろうしその就業規則を見て、直しどころを指摘してあげればいいんだろうぐらいに軽く考えてOKしました。

ところが、途中のいきさつは省きますが、結局新しくワードで入力し直し、直したところについて詳細な解説書を作るという大がかりな仕事になったのです。

 

同期の仲間からは「そんなの○万円なんて安過ぎるよ。絶対△万円以上でしょ」と言われたり、自主研究会の若い先輩社労士には、「そうやって安くしちゃうと、最終的に業界全体の報酬にも関係してきちゃうんですよ」と言われてしまったり・・・。

私は自分を安売りするつもりなんて全然ないのですが、生来の完璧主義が頭をもたげてそんなことになったのです。

 

昨日、仕事を納めてその依頼者とお話する機会がありました。

「ここまで丁寧に完璧にやってもらえるとは思っていなかった。それにしてもあなた本当によく勉強してるね。本当に助かったよ」

ととても丁寧にお礼を言ってくださいました。

 

その先輩の話によると、その先輩は給料計算などは引き受けていないので、顧問とは言っても普段ほとんど何もせず顧問料だけもらっているような顧問先も多く、10年に一度ぐらいはサービスで就業規則の見直しをしなくてはと思っているそうです。

そういう顧問先からはあらためて見直しのための料金をとらないので、「△万円」どころか、「○万円」にもならないのだということですね。

 

そんな理由があったのかと、ちょっと意外な内幕を見た思いがしました。でも、私の渡した電子データでこれからあちこち使い回しができるんだし、やっぱり「利用された感」「搾取された感」はかすかに残りますよね。

でも、いろんな会社で現行の法令に合致した就業規則が出来上がるんだから、それはそれでいいじゃないのと、「内なる自分」が言っていて、「表の自分」もそれで納得しているのです。

 

「この仕事は最初に○万円ということでお引き受けしたので、それで結構ですが、はっきり言って私にとっては赤字仕事ですから、今後はこういう仕事の仕方はできませんので、それはご了解くださいね」

と申し上げると、「うん、十分それはわかってますよ。あなたぐらいの実力ならこれからぐんぐん伸びていくだろうから、2、3年たったら鈴木先生に○万円で就業規則作らせたなんて語り草になったりしてね」

とおっしゃって豪快に笑いました。

私もつられて笑ってしまいました。

この先輩にはこの仕事がらみでもう一つひっかかていることがあり、ついでにそれについても、疑問をぶつけてみると、やはり意外な答えがあり納得することができました。

 

かくして、お会いする前には「もしかして不穏な関係になるかも」と思っていた方と、極めて円満にお話することができました。

やはりじかにお会いして、しっかり目を見てお話してコミュニケーションをとるということは大事だなあとあらためて思いました。

春風が心地よい午後のティータイムのことでした。

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