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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

わかりやくす書くということは難しい。

自分の頭の中で当然のように理解できていることを人に説明するために文章にするということは、なかなか難しいことですね。

自分でわかりきっているだけに、これでいいだろうと思いこんでいると、実は、全く白紙の状態で読んでみると、この表現ではわかりにくいかなと気がつくことがあります。

私の所属する研究会で、ある出版社からの依頼により「就業規則Q&A」というような事業主向けの小冊子を出すことになり、私もその一部を書かせていただいています。

私の担当する部分は、「就業規則とはどういうものか?」とか、作成の手順、手続き等、就業規則の「基本のキ」みたいな部分と「服務規律」についてです。

先日原稿をチェックしていただいた研究会のリーダーからメールをもらいました。

ほぼ、私の書いたものでそのままOKを出していただいたのですが、1箇所再考してほしいと言われた箇所がありました。

 

それは、就業規則の作成義務がある事業所についての記述です。労働基準法では「常時10人以上の労働者を使用する使用者は・・・就業規則を作成し・・・」と規定されています。

この10人というのはパート、アルバイトなどを含めての人数です。

最初私は「常時10人以上(パートタイマー等含む)の従業員のいる事業所」というような表現で、特に詳細な説明は加えませんでした。

 

すると、「常時10人以上」とはどのような意味なのか記載できますか?とリーダーから指摘を受けました。

この小冊子は中小企業の経営者向けで、中には就業規則なんて全くわかっていない、或いはあまり興味のない人も含まれます。

そういう人の目線でもう一度読んでみると、確かに「常時10人以上」とはどういうことなのか、よくわからないかもしれないと思い直しました。

 

このリーダーは40代前半で私よりずっと若い方ですが、なかなか鋭い方なんですよ。

そこで、私は以下のように付け加えました。

< 「常時10人以上」とは、常態として10人以上いるという意味です。

正社員、パートタイマー、アルバイト、契約社員等雇用形態が違ってもその事業場に常に10人以上の従業員がいれば作成義務が生じます。通常は9人以下で繁忙期のみ10人以上になる場合は、「常時10人以上」とはされません。

通常は10人以上で一時的に9人、8人となっても、またすぐ10人以上に戻るというような場合は、「常時10人以上」とカウントされます。 >

 

以上の説明を加えてOKが出ました。

皆様にも就業規則の作成義務のある事業場についてよくおわかりいただけましたか?

わかりやすい表現というのは、なかなか難しいものなのですね。

私のブログでは、法令などについてわかりやすくご説明するということを心がけているつもりですが、もし、理解しにくいような表現がありましたら、是非コメント欄でご質問ください。

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