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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

権力を持っている側が「権力の乱用」と言う不思議 党首討論雑感

歴代首相の洋服をたくさんあつらえたという銀座のテーラーの女主人のインタビュー記事を、新聞で見たことがあります。

例外なく、就任からしばらくたつと最初の頃の上着がブカブカになるそうです。「激務なんだなあと思います」とのことでした。

福田首相が就任した当時、安倍前首相よりは知恵があるだろうと思っていました。でも、メディアに登場して様々な問題に答える時の態度が、いつもシレーッとして自分は当事者ではないというような態度をとっているのを見て、「こりゃ、だめだな」と思い、彼に対する興味が急速に薄れました。

昨日、夜のどのニュースでも党首討論のことを取り上げていて、否応なく目に入ってきました。

上着がブカブカになったかはわかりませんが、失礼ながらお髪が少し薄くなったかなあという印象です。

日銀総裁、副総裁の人事について4人も否定した民主党(正確には他の野党も反対している)に対して、「権力の乱用ですよ」と言っていました。

はて、総理大臣は国権の最高議決機関である国会で指名され、国会議員の中では最も権能を与えられている人です。

 

憲法をざっと見ただけでも、国務大臣の任免権、閣議の主宰、行政各部の指揮監督権、内閣を代表して議案を国会に提出する、法律や政令に署名、国務大臣の訴追に同意する権限(総理大臣の同意がないと国務大臣は検察機関に訴追されない)など、多くの権限を持っています。

現に今衆議院では3分の2以上を与党が占め、絶対的な権力を握っているはずです。

その頂点にある人が野党の党首に対して「権力の乱用(濫用)」をするなと言うのは、私には奇異に聞こえました。

 

私は今の民主党に対しても良いとは思わないし、ぴりっとしないなあという感想をもっていますが、福田首相の「逆切れ」的発言には納得いきませんでした。

今般のねじれ国会がよくないという言説を耳にすることがあります。

でも、それは国民の審判の結果です。

 

ねじれ国会でなければ、道路特定財源の乱脈な使われ方も表に出てこなかったかもしれないし、「後期高齢者」などというデリカシーのないネーミングに文句を言われてもすぐ「長寿保険」にするなどということはなかったかもしれません。

ねじれ国会であるために国民の声に配慮せざるを得ないのだと思います。

野党はどんどん「権力」を「乱用」して今まで国民が知らされなかった「闇」の部分に光を当ててほしいと思います。

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